P6250 オールインワン・ステーション

9月下旬より順次発売

価格：オープンプライス

連絡先：カスタマーコールセンター
　　　　　Tel.03-6670-3091

　レックスマーク インターナショナル株式会社は、ダイレクトプリント機能を搭載したインクジェット複合機と、インクジェットプリンタを9月下旬より発売する。また、SOHO向けのFAX機能付き複合機を10月下旬より発売する。価格はオープンプライス。

●スキャナ付きの家庭向け複合機「P6250 オールインワン・ステーション」

　「P6250 オールインワン・ステーション」は、インクジェットダイレクトプリンタに、フラットベッドスキャナを搭載した複合機。店頭予想価格は2万円台前半の見込み。

　対応OSはWindows 98/Me/2000/XP、Mac OS X 10.1.5/10.2.3～10.2.8/10.3.0～10.3.5。

　CF/Microdrive/SDメモリーカード/MMC/メモリースティック/メモリースティックPRO/スマートメディア/xDピクチャーカードに対応したカードスロットを搭載する。PictBridge対応USBポートも備えており、メモリカードのほかPictBridge対応デジタルカメラからのダイレクトプリントにも対応する。

　P6250では、2トーンカラーや曲線を使用した外観を与えることで、家庭の女性や子どもにもアピールする。また、2.5型の広視野角液晶ディスプレイを搭載し、ダイレクトプリントやコピー操作をわかりやすくした。さらに、液晶ディスプレイ、操作部、カードスロット、デジタルカメラ接続用USBポートを前面に集中させ、背面の突起を減らすことで設置場所の自由度を高めた。

　このほか、スキャナのカバーを開けた際に、カバー上に乗せていた文具などが給紙口に入り込まないように「ドロップガード」や、原稿台での原稿の設置場所/方向をLEDで指示する「ポジションライト」、換えインクカートリッジをプリンタ本体内に収納することでカートリッジの紛失や破損を防ぐ「スペアカートリッジポケット」、支柱なしで任意の開度にとめておけるカバーやハッチなど、使い勝手を向上させるための細かい改良が加えられた。

2.5型のカラー液晶をはじめ、操作系やカードスロット、デジタルカメラ接続用USBポートを前面に集中させた	ハッチを開けると自動的にインクカートリッジ交換手順が液晶ディスプレイに表示される	青LEDで原稿を置く位置と向きを指示する

原稿台カバーを開けた際に、カバー上においてあるものが給紙口に入り込んでトラブルにならないよう、ドロップガード(青い透明なプラスチックのパーツ)が付く	USBコネクタやACアダプタが背面に出っ張らないように配慮されている

　印刷解像度は4,800×1,200dpi、印刷速度はモノクロ22ppm、カラー15ppm。6色インクを採用し、4月に発売されたインクジェットプリンタ「Z818」などと同じカートリッジを使用する。対応用紙はA4まで。4辺フチなし印刷も可能。給紙枚数は普通紙100枚、フォト用紙/光沢紙25枚、ハガキ30枚。PCとの接続はUSB 2.0。

　スキャナはセンサーにCISを搭載。光学解像度は1,200×2,400dpi。最大スキャン範囲は216×297mm。PCなしでカラーコピーとモノクロコピーが可能。

　本体サイズは435×334×178mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約4.8kg。

□ニュースリリース(P6250/P915)
http://www.lexmark.co.jp/news/nr20040916_1.html
□製品情報(P6250)
http://www.lexmark.co.jp/product/all_in_one/printp6250.html

●ダイレクトプリンタ「P915 Photo Jetprinter」

　「P915 Photo Jetprinter」は、「P6250」からスキャナを取り除いたダイレクトプリンタ。店頭予想価格は2万円弱の見込み。

　スキャナ以外の仕様はP6250に準じる。本体サイズは428×237×150mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.9kg。

□製品情報(P915)
http://www.lexmark.co.jp/product/inkjet/printp915.html

●SOHO向け複合機「X7170 オールインワン・ステーション」

　「X7170 オールインワン・ステーション」はインクジェットプリンタにスキャナ機能、コピー機能、FAX機能を搭載したSOHO向けの複合機。店頭予想価格は3万円台の見込み。

　対応OSはWindows 98/Me/2000/XP、Mac OS X 10.2.3～10.2.8/10.3.0～10.3.5。

　印刷解像度は4,800×1,200dpi、印刷速度はモノクロ22ppm、カラー15ppm。6色インクを採用する。対応用紙はA4まで。フチなし印刷も可能。給紙枚数は普通紙150枚、ハガキ45枚。PCとの接続はUSB 1.1。

　スキャナはセンサーにCCDを搭載。光学解像度は1,200×4,800dpi。最大スキャン範囲は216×297mm。PCなしでカラーコピーとモノクロコピーが可能。自動原稿送り装置を備え、約50枚の給紙が可能。

　本体サイズは491×423×305mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約9.3kg。

●日本でユーザーの家庭を訪問

　同社は16日、都内で発表会を開催。発表会には米Lexmark Internationalのポール・カーランダー会長兼CEOら、米本社のエグゼクティブが出席した。

　カーランダー会長兼CEOは2003年の同社の売上金額比率において、日本を含むアジア太平洋地域が25%で、米の36%に次ぐ大きさだったこと、また、アジア太平洋地域内では日本が金額で49%を占め、同社にとって日本が重要な市場であるとの認識を示した。また、同社の戦略を「ユーザーがより簡単に紙とデジタルの世界の間を移動できるようにすること」とした。

米Lexmark Internationalのポール・カーランダー会長兼CEO	2003年の同社売上では、日本を含むアジア太平洋地域が25%のシェアを占める	アジア太平洋地域内では金額で49%、台数で32%のシェア

　米Lexmark International コンシューマプリンタ事業部代表のナジブ・バフース副社長は、日本においてユーザーの家庭を訪問するなどの市場調査を行なったことを明らかにした。調査の結果、プリンタの使い方が難しいことにフラストレーションを感じるユーザーが多かったため、特に使いやすさ、簡単さを重視して新製品を開発したとした。

米Lexmark Internationalのナジブ・バフース副社長	ユーザーの家庭を訪問するなどの調査を、日本で行なった

□ニュースリリース(X7170)
http://www.lexmark.co.jp/news/nr20040916_2.html
□製品情報(X7170)
http://www.lexmark.co.jp/product/all_in_one/printx7170.html

□レックスマークのホームページ
http://www.lexmark.co.jp/
□関連記事
【4月14日】レックスマーク、プリンタ新製品発表会を開催
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0414/lexmark3.htm

(2004年9月16日)

[Reported by tanak-sh@impress.co.jp]