Think Centre S50 ultra small

8月30日 発売

価格：113,400円～

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　日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は、A4ノートPCより小さな面積に収まる省スペースデスクトップPC「ThinkCentre S50 ultra small」を8月30日より発売する。

　本体サイズが276×273×89mm(幅×奥行き×高さ)という小型筐体のデスクトップPC。液晶ディスプレイの置き場所があれば設置可能という省スペースを実現し、設置面積はA4ノートPCの92%という。

液晶ディスプレイが置けるスペースであれば設置が可能	テニスボール4個分の幅。奥行きも同等

発熱の高いパーツを直線的に配置し冷却する構造

　CPUにはPrescottコアを採用。本体内部は、発熱量の多いパーツを直線的に配置することで、本体前面から吸気しCPUのヒートシンク、チップセットなどを冷却し、本体背面から排気する構造。小型筐体に発熱が大きいCPUを使用しながらも、十分な冷却性能で安定した動作を可能にした。

　光学ドライブは、同社のノートPC「ThinkPad Rシリーズ」と共通のウルトラベイ・エンハンスト・ドライブを採用。ノートPCとの共有や交換が容易に行なえるようになっている。

　CPU、メモリ容量、光学ドライブなどの違いや、Officeの有無、液晶ディスプレイセットモデルなど多数のラインナップが用意される。

　最上位モデルの「8086-39J」は、CPUにPentium 4 3.20E GHz、メモリ1GB、DVDマルチドライブ、Office 2003を搭載し、価格は212,100円(本体のみ)。

　最下位モデルの「8086-A4J」は、CPUにCeleron D 325(2.53GHz)、メモリ256MB、CD-ROMを搭載し、価格は113,400円(同)。

　そのほかの仕様は共通で、チップセットにIntel 865GV(ビデオ機能内蔵)、HDD 80GB、OSにWindows XP Professionalを搭載する。インターフェイスはUSB 2.0×6、Gigabit Ethernet、PS/2×2、ミニD-Sub15ピン、シリアルポート、パラレルポートなど。空きスロットはPCI×1。

　全モデルにHDDのデータを不正に読み出すことを防止するセキュリティチップと、ボタンを押すだけで直前のバックアップ時の状態に復活する「Rescue and Recovery with Rapid Restore」を搭載する。最小構成の重量は約6kg。

□日本IBMのホームページ
http://www.ibm.com/jp/
□ニュースリリース
http://www-6.ibm.com/jp/NewsDB.nsf/2004/08261
□製品情報
http://www-6.ibm.com/jp/pc/tcs50us/
□関連記事
【2月17日】日本IBM、Pentium 4 3.20GHz搭載「ThinkCentre S50」など
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0217/ibm.htm
【2003年5月22日】日本IBM、デスクトップPCの新ブランド「ThinkCentre」シリーズ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0522/ibm1.htm

(2004年8月26日)

[Reported by yamada-k@impress.co.jp]