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日本IBM、デスクトップPCの新ブランド「ThinkCentre」シリーズ連絡先:ダイヤルIBM 日本アイ・ビー・エム株式会社はデスクトップPC「ThinkCentre」シリーズを6月3日より順次発売する。 ThinkCentreは、これまで「NetVista」シリーズとして発売されてきたデスクトップPCの後継機。同社は2002年11月に「Thinkストラテジー」戦略を発表しており、ThinkCentreへのブランド名改称もこれに則ったもの。Thinkストラテジーで提唱されていたThinkブランド製品がすべて出揃ったことになる。 ●スリムデスクトップ「ThinkCentre S50」 ThinkCentre S50はNetVista M42 Slimの後継モデルとなる省スペースデスクトップPC。新デザインの筐体は、工具なしで内部のパーツ交換等ができるほか、オフィスで対面席の人に排気が当たらないよう上方排気とされている。発売日は6月3日。 CPU、光学ドライブ、OSなどの違いにより19モデルが用意される。CPUにはCeleron 2.10GHzまたはのPentium 4 2.40C/2.80C GHz(FSB 800MHz、HT対応)を、チップセットにビデオ機能内蔵のIntel 865Gを搭載。メモリはDDR333で、最大2GBを搭載可能。 Serial ATAインターフェイスも装備しているが、搭載されるHDDは全モデルUltra ATA/100の40GB。光学ドライブは48/24/48倍速CD-RWドライブまたは48倍速CD-ROMドライブを搭載、OSはWindows XP ProfessionalまたはWindows 2000。 インターフェイスはUSB 2.0×8、RS-232C×1、パラレルポート×1、PS/2ポート×2、Gigabit Ethernetを搭載。全モデルにセキュリティチップを装備する。 本体サイズは85×353×309mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約8.3kg。 最上位モデルの「8183-3AJ」はCPUにPentium 4 2.80C GHz、メモリ256MB、HDD 40GB、CD-RWドライブ、OSにWindows XP Professionalを搭載、Office XP Personalがプリインストールされる。同社直販価格(IBMダイレクト価格)は189,000円。 最廉価モデルの「8183-A9J」はCPUがCeleron 2.10GHzに、光学ドライブが48倍速CD-ROMになり、Office XP Personalがプリインストールされない。IBMダイレクト価格は119,000円。 ●低価格デスクトップ「ThinkCentre A50」 ThinkCentre A50はNetVista A30の後継モデル。低価格モデルだが、S50と同じ新デザインの筐体が与えられる。発売日は6月3日。 CPU、光学ドライブ、OSなどの違いにより19モデルが用意される。CPUがCeleron 2GHzまたはFSB 533MHzのPentium 4 2.40B GHzになり、セキュリティチップを搭載しない。また、オンボードのLANアダプタがEthernetになる。このほかの仕様はS50とほぼ同様。 最上位モデル「8320-13J」はCPUにPentium 4 2.40B GHz、メモリ256MB、HDD 40GB、CD-RWドライブ、OSにWindows XP Professionalを搭載し、Office XP Personalがプリインストールされる。IBMダイレクト価格は132,000円。 最廉価モデルの「8320-A3J」はCPUがCeleron 2GHzに、光学ドライブが48倍速CD-ROMになり、Office XP Personalがプリインストールされない。IBMダイレクト価格は119,000円。 ●カスタマイズモデルのみの「ThinkCentre M50」と「A50p」 「ThinkCentre M50」と「同A50p」はカスタマイズモデルのみが用意される。 「ThinkCentre M50」は横置きデスクトップ筐体のNetVista M42の後継。チップセットはS50、A50同様Intel 865G。メモリも333MHzとなるが、メモリスロットが4本用意され、最大4GBのメモリを搭載可能。また、CPUはPentium 4 3GHzに対応する。さらにAGP 8Xスロットを備え、光学ドライブに16/48/24/48倍速のDVD-ROM/CD-RWコンボドライブを選択できる。 Pentium 4 3GHz、メモリ256MB、80GB HDD、DV-ROM/CD-RWコンボドライブ、Windows XP Professionalを搭載した構成で、IBMダイレクト価格は228,000円。 「ThinkCentre A50p」はタワー型デスクトップのNetVista A30pの後継。スペックはM50とほぼ同様だが、HDDに120GBを、光学ドライブにDVDマルチドライブを搭載可能となっている。CPUはHT対応でFSB 800MHzのPentium 4 2.80C GHzか、HT非対応でFSB 533MHzの2.40B GHzを選択できる。 Pentium 4 2.80C GHz、512MB、80GB HDD、DVD-ROM/CD-RWコンボドライブ、Windows XP Professionalを搭載した構成でIBMダイレクト価格は187,300円。
□日本IBMのホームページ (2003年5月22日) [Reported by tanak-sh@impress.co.jp]
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