こんなズームを待っていた! デジイチ専用高倍率ズーム
シグマ18-125mm F3.5-5.6 DC


シグマ18-125mm F3.5-5.6 DC

 レンズ交換式デジタル一眼レフ(デジイチ)の最大の特徴は、撮影シーンや表現意図に応じてレンズが交換できることだ。しかも、35mm一眼レフと共通のレンズマウントを採用するデジタル一眼レフなら既存の交換レンズを流用できるので、手持ちのレンズ資産が活かせるのも魅力だ。

 ただし、ほとんどのデジイチは、撮像素子サイズが35mmフィルムよりも小さく、同じ焦点距離のレンズを装着しても、35mm一眼レフで撮影した写真よりも画角が狭くなってしまう。つまり、レンズが全体的に望遠寄りにシフトしてしまうのだ。

 そこで困るのが広角側の描写だ。撮像素子がAPS-Cサイズのデジイチの場合、35mmカメラ換算の焦点距離(35mm一眼レフで同じ画角が得られるレンズの焦点距離)はレンズの焦点距離×1.5(キヤノンEOS 10DやKiss Digital等は1.6)になるので、例えば28~300mmズームをデジイチに装着すると、撮影画角は42~450mm相当となり、標準常用ズームとしては広角側が不足してしまう。

 逆算してみると、APS-Cサイズのデジイチで28mm相当の画角をカバーするためにはなんと18mmのレンズが必要で、35mm一眼レフならば超広角のレンズを付けないと、たかだか28mm相当の画角もカバーできないのだ。そのため、APS-Cサイズのデジイチを買ったら、17-35mmクラスのズームも買い足す必要があり、トータルでは非常に高い買い物になってしまっていた。

 ところが、キヤノンEOS Kiss Digitalの登場を機にこうした状況が一変した。キヤノンEF-S 18-55mm F3.5-5.6 USM(Kiss Digital専用)、シグマ18-50mm F3.5-5.6 DC、ペンタックスDA16-45mm F4AL、ニコンAF-S DX Zoom Nikkor ED18-70mm F3.5-4.5GといったAPS-Cサイズのデジイチに特化したデジタル専用の標準ズームが続々と手頃な価格で発売され始めたのだ。これで、高くて重くてズーム倍率も低い17-35mmズームを買わなくても、28mm相当の画角をカバーできるようになったわけだ。

 ただ、これで不満がなくなったわけではない。35mm一眼レフの世界では広角から望遠まで1本でカバーする高倍率ズームが人気だが、デジイチでは実撮影画角が狭くなってしまうので、28-200mmや28-300mmズームは常用標準ズームというより、標準域もカバーする超望遠ズームになってしまう。そのため、前述したデジタル専用の標準ズームと組み合わせてダブルズームとして使う人が多い。

 これはこれで便利な組み合わせなのだが、デジイチの問題点として、レンズ交換時にミラーボックス内にゴミやホコリが混入し、撮像素子面に付着したゴミが画面に黒い影として写ってしまうことが非常に多い。こうしたトラブルを減らすには、できるだけ屋外でのレンズ交換を避けるしかないわけで、そうした意味でも、1本で広角から望遠までの常用画角をカバーするデジイチ専用の高倍率ズームが渇望されていた。

 そんなデジイチユーザーの要望にいち早く応えてくれたのが、シグマ18-125mm F3.5-5.6 DCだ。6月26日にシグマAFとキヤノンAF用、7月上旬にはニコンAF用が発売され、メーカー希望小売価格は47,250円(税込)。実売では税込みで4万円を切るリーズナブルな価格だ。

 キヤノンEOS 10Dに装着した場合には28.8~200mm相当の画角をカバーし、最短撮影距離はズーム全域で50cmと、まさに35mm一眼レフの28-200mmズームと同じ感覚で使用できる。しかも、インナーフォーカス採用で、フォーカシング時にレンズの前玉が回転しないので、PLフィルター使用時もピント合わせごとにPLフィルターの角度を調節する必要がないのは便利。遮光性に優れた花形フードも標準で付属している。

 「そんなデジイチの画角の話とか、シグマのホームページを見ればわかるようなスペックの紹介なんてどうでもいいから、肝心の写りはどうなんだ!?」とそろそろじれてきた人もいると思うので、いよいよ実写してみてのレポートをお届けしよう。

EOS 10Dに装着したところ 広角時と望遠時の鏡胴の長さ


 18-125mmF3.5-5.6 DCズームを初めて手にして「あれ、どこかで見たようなレンズだな」と思ったが、実はシグマの28-200mmF3.5-5.6 ASPHERICAL MACROと瓜二つなのだ。レンズ鏡胴に赤いラインがなく、ズームリングの滑り止めのラバーパターンが異なっているが、大きさや重さはほとんど同じで、ズームリングやフォーカスリングの回転方向も同じなのだ(ちなみにキヤノンと同じ回転方向だ)。おそらく28-200mmズームと鏡胴を共通化することで、コストダウンと製品化のスピードアップを図ったものと思われる。

 鏡胴の表面塗装は、従来のシグマレンズとは多少趣が異なり、つや消しのマット塗装ではなく、シボの入った塗装になっていて、個人的にはこのほうがスリ傷が目立ちにくいし、安っぽく見えないので好きだ。

 ズームリングの動きは特に軽くはなく、レンズ収納時に自重でズームリングが動くのを防ぐズームロックスイッチもその必要性を感じないほどだが、ズーム域によってズームリングのトルクが極端に変わることもなく、比較的スムーズな操作感だ。また、EOS 10Dに装着して内蔵フラッシュの光がワイド端でケラレないかをチェックしてみたが、最短撮影距離の50cmではケラレが出るか出ないかの微妙な線ながら、60~70cmも離れれば、レンズの鏡胴で内蔵フラッシュ光がケラレる心配はない。

 では、肝心の写りはどうなのか? このクラスのレンズにどこまでの性能を要求するのかによっても評価は分かれると思うが、結論から先に言えば、ボク個人は非常に満足できる写りだった。もちろん、絞り開放で撮影すれば、周辺光量の低下も目立つし、画面中央と比べれば周辺部の画質はある程度落ちる。しかし、絞り開放でレンズの性能が落ちるのは、古くから写真をやってきた人間にとっては当たり前の話だし、高倍率ズームともなればなおさらだ。光量不足で手ブレ限界のシャッタースピードを下回らない限り、開放から1段程度は絞って撮影するのが「これまでの常識」だったのだが、デジタルの時代になってからはそんな常識も通用しなくなってきた。

 フィルムよりも遙かに過酷な拡大率で鑑賞されるにもかかわらず、レンズは絞り開放から周辺までシャープに写らなければ不良品扱いされかねない状況になってきた。そんな恐ろしい基準で判断すれば、この18-125mmズームの写りを「良い」なんて言うと、メーカーの提灯持ち! なんて揶揄されかねないが、それでもボクはこのレンズの写りは「良い」と思う。

 確かに、絞り開放ではズームのワイド端で周辺光量の低下が結構目立つものの、周辺部の像がにじんだり、フレアっぽくなるような不快な描写はほとんど見られない。古い設計の17-35mmズームだと、もっと周辺部の描写がにじんだような流れたような写りになるのだが、この18-125mmズームにはそういった不気味さがない。色収差もよく抑えられているほうだ。

以降に掲載する作例のリンク先は、撮影した画像データそのもの、または、RAWファイルをEOS Viewer UtilityでJPEGに変換したものです(ファイル名のみ変更しています)。
特に記載がない限り、クリックすると3,072×2,048または3,504×2,336ピクセルの画像が別ウィンドウで表示されます
画角別に見る絞り開放の描写
(キヤノンEOS 10Dで撮影、カッコ内は35mmフィルム換算の焦点距離)
18mm域(28.8mm相当) 26mm域(41.6mm相当)
51mm域(81.6mm相当) 125mm域(200mm相当)

EOS-1D MarkIIで使うとどうなるか?
(左がEOS-1D MarkII、右がEOS 10D)
シグマのDCシリーズは、撮像素子がAPS-Cサイズのデジイチ専用に設計されたレンズだ。イメージサークル(良像を結ぶ範囲)が35mmフルサイズよりも小さなAPS-Cサイズでいいので、35mm一眼レフ用レンズよりも前玉を圧倒的に小さく設計できるが、撮像素子がAPS-Cサイズよりも大きなデジイチや35mm一眼レフに装着すると、画面の四隅がケラれてしまう。
試しに撮像素子がAPS-Cサイズよりも一回り大きなキヤノンEOS-1D MarkIIに18-125mm F3.5-5.6 DCを装着して撮影してみたが、ズームワイド端はもちろん、ズーム中域でもかなり四隅にケラれが出てしまった。イメージサークルはかなりギリギリのようだ

 むしろ、写りで問題となるのはレンズ性能よりも、カメラ側のAF精度だ。しっかりピントの芯はあるのに、その周りに球面収差のようなフレアがまとわりつく、といった不気味な描写に陥ることがあるが、これはボクの推論に過ぎないが、わずかなピンぼけ(いわゆる被写界深度と呼ばれるような許容範囲のピンぼけ)でにじんだ像が輪郭強調によって引き締められると、こんな描写になってしまうのではないだろうか?

 したがって、本当にピントがビシッと合えばシャープに写るのだが、実際の撮影ではカメラのAFセンサーにはそこまでの精度がなく、写りにバラツキが生じてしまっているような気がする。手持ちのレンズが絞り開放で写りが悪いのは、もしかするとカメラのAF精度が十分でなく、狙った被写体にピントの芯が来ていないという可能性も疑ってみるべきだろう。

 ところで、シグマのレンズは「コーティングが貧弱で逆光に弱い」と言われているが、少なくともこのレンズは逆光に弱くない。太陽を直接画面内に入れて撮影しても、小さなゴーストが発生するくらいで、画面全体がフレアとゴーストでグチャグチャになるようなことはない。なんとか酷いゴーストやフレアが発生する位置はないかと、光源の位置を変え、ズームポジションを変え、レンズいじめ(笑)をしてみたが、そうした意図的ないじめをしない限りは、特にゴーストやフレアが発生しやすいとは感じなかった。どんなに逆光に強いレンズでも、光源の位置やズームポジションによっては必ずゴーストやフレアが発生してしまう位置があるのだが、シグマの場合はちょっとでもゴーストやフレアが出ると「やっぱりシグマだからね~」と言われてしまう。確かに、シグマのレンズのなかには逆光に弱いレンズもあるが、この18-125mmズームは逆光でも結構使えるレンズだ。

 このところ矢継ぎ早にデジタル専用、デジタル対応の新レンズをリリースし続けるシグマだけに、もしかすると9月のフォトキナあたりで28-300mmズームの鏡胴を流用して、18-190mm F3.5-6.3 DCなんてレンズが参考出品され、冬のボーナス商戦までには実売5万円前後で発売されるかも、なんて勝手に想像しているのだが、そのときはそのときのこと。やはりこうしたモノは欲しいときが買い時だ。35mm一眼レフの28-200mmズームの相場と比べると、実売で4万円弱というのは安くはないかもしれないが、28-200mm相当の画角を1本でカバーできる利便性を考えると、それだけの価値はあるレンズだ。

よほど光量が不足しているシーンでもない限り、ワイドはF5.6~8程度に絞って撮影するのだが、絞り開放の実力をチェックするために、不必要ではあるが絞り開放で撮影してみた。驚くほど高画質というほどではなく、四隅では画質も低下しているが、妙なにじみや像の乱れがなく、高倍率ズームとしてはかなり整った描写だ
【撮影データ】
キヤノンEOS10D 絞り優先AE F3.5 1/400秒 ISO200 WB:太陽光
ズームテレ端の開放F値はF5.6と暗めだが、撮影距離が短いとピントの合う範囲は非常に狭い。しかし、ピントが合った部分はキリリとシャープで、背景のボケも悪くない。天気が悪く、ISO400で撮影しているが、多少ノイズが増えても手ブレしてしまうよりはマシだ
【撮影データ】キヤノンEOS10D 絞り優先AE F5.6 1/400秒 ISO400 WB:色温度指定(5000K)
28mm相当の画角なら被写界深度もかなり深いので安心、と思っているかもしれないが、PCのモニターでチェックしてみると、結構ピントが合う範囲が狭い。カリッとシャープな描写を望むなら、やはり開放絞りから1~2段は絞って撮影したい
【撮影データ】
キヤノンEOS10D 絞り優先AE F5.0 1/100秒 ISO400 WB:オート
70mm相当の画角で撮影。非常にキレが良く、葉っぱの質感がよく出ているのにビックリ。高倍率ズームでこれだけ写れば不満はない。この描写を見て、このレンズはイケル! と確信した
【撮影データ】
キヤノンEOS10D 絞り優先AE F5.0 1/250秒 -0.3EV ISO400 WB:太陽光
最短撮影距離はズーム全域で50cmだ。200mmで50cmまで寄れればかなりのド・アップで撮影できそうなものだが、インナーフォーカスなので近距離撮影では実質の焦点距離が短くなり、最大撮影倍率は1:5.3とそれほど高くはない。しかし、望遠マクロ的な撮影は十分楽しめる
【撮影データ】キヤノンEOS10D 絞り優先AE F6.3 1/200秒 0.3EV ISO200 WB:太陽光
28-300mmズームをデジイチに使うとワイド側の画角が不足するので、常用の標準ズームとしては致命的。やはりスナップ撮影には28mm相当の画角までカバーしていないと不便だ
【撮影データ】
キヤノンEOS10D 絞り優先AE F8 1/200秒 0.7EV ISO200 WB:太陽光 彩度+1 シャープネス+1
ズームワイド端絞り開放の描写。このように空を含むシーンを撮影すると周辺光量低下が目立つが、個人的にはこうした周辺光量低下は作画効果として利用価値があると思う。APS-Cサイズのデジイチでは、周辺光量が目立つ部分がトリミングされて写らないので、かえってこうした周辺光量が明確に起きるレンズはおもしろい
【撮影データ】
キヤノンEOS10D 絞り優先AE F3.5 1/1000秒 ISO100 WB:オート 彩度+1 シャープネス+1
これもズームワイド端絞り開放の描写。このようなカットなら周辺光量低下はほとんど目立たない。しかし、28mm相当のワイドな画角とはいえ、F3.5ではいちばん手前の地蔵にしかピントが合っていない
【撮影データ】
キヤノンEOS10D 絞り優先AE F3.5 1/100秒 -0.3EV ISO400 WB:太陽光 彩度+1 シャープネス+1
個人的にはPLフィルターを使うことはあまり多くはないのだが、手持ちのフィルターを探してみたら、たまたま62mm径のサーキュラーPLフィルターがあったので使ってみた。F8まで絞っているが、撮像素子に目立ったゴミも付着していないようで、レンズ交換をしない効果は確実にあるようだ
【撮影データ】
キヤノンEOS10D 絞り優先AE F8 1/100秒 ISO100 WB:太陽光 コントラスト+1 彩度+1 シャープネス+1
これもPLフィルターを使った撮影。湿度が高く、多少白っぽくなった青空もPLフィルターを使えば、空の明るさを暗く落とすことができ、色彩コントラストが向上する。このレンズはフォーカス時に前玉が回転しないので、ピント合わせのたびにPLフィルターの角度を調整しなくて済む
【撮影データ】
キヤノンEOS10D 絞り優先AE F4.5 1/400秒 ISO200 WB:オート
レンズ名にはASPHERICAL(非球面レンズ)の文字は入っていないが、このレンズにはSLD(特殊低分散)ガラス1枚、非球面レンズ2枚が使用されている。このカットを見ればわかるように、白い被写体の輪郭にもほとんど色づきは発生しておらず、色収差が少ないことがわかる
【撮影データ】
キヤノンEOS10D 絞り優先AE F5.6 1/800秒 ISO100 WB:色温度指定(5500K)
動く被写体へのピントの追従を試すため、スポーツモードにしてAI SERVOに任せてAF撮影してみたが、この程度の動きなら楽々追従可能。F5.6とF値は暗いので背景はそれほどボケないが、ピントがビシッと合う範囲はかなり狭い
【撮影データ】
キヤノンEOS10D スポーツモード F5.6 1/1000秒 ISO400 WB:オート
夕陽を直接画面内に入れて撮影してみたが、小さなゴーストが発生しただけ。シルエットになった部分にもしっかり階調が残っていて、そこにあるものが感じられる。夕焼けの赤みを増すため、ホワイトバランスを曇りに設定し、彩度やコントラストも+1に強調している
【撮影データ】
キヤノンEOS10D 絞り優先AE F8 1/500秒 ISO100 WB:曇り コントラスト+1 彩度+1 シャープネス+1
これも同じシーンでズームテレ端での撮影。強い水面の反射にもかかわらず、フレアはほとんど発生しておらず、実にすばらしい描写だ。シグマレンズは逆光に弱い、と言われるが、少なくともこのレンズには当てはまらない
【撮影データ】
キヤノンEOS10D 絞り優先AE F8 1/250秒 ISO100 WB:曇り 彩度+2 シャープネス+1
レンズを太陽に向けて、光源の位置やズームポジションをいろいろ変えて、ゴーストやフレアが一番盛大に発生する位置で撮影したカットがこれ。やっぱりシグマは逆光に弱いじゃないか、と言われそうなカットだが、どんなレンズでも光源の位置やズームポジションによってゴーストやフレアが発生しやすい条件があるのだ
【撮影データ】
キヤノンEOS10D 絞り優先AE F4.5 1/320秒 ISO100 WB:オート
絞り羽根は7枚。このカットは44mm域でF5.6に絞って撮影しているが、背景のボケはやや硬めではあるがさほどうるさくはない
【撮影データ】
キヤノンEOS10D 絞り優先AE F5.6 1/500秒 ISO200 WB:太陽光
アングルファインダーを使って地面スレスレから撮影。犬のつぶらな瞳と柔らかな毛並みがよく出ている。背景の自転車も二線ボケが出やすいシチュエーションだが、それほどうるさいボケにはなっておらず、好感が持てる
【撮影データ】
キヤノンEOS10D 絞り優先AE F5.6 1/160秒 ISO200 WB:オート
F2.8クラスの大口径ズームだとズーム倍率が低く、絶好のシャッターチャンスを見つけても、あいにくレンズの焦点距離が狙いに合わず、あわててレンズ交換をしている間にシャッターチャンスを逃してしまうことも多い。その点、このレンズなら28-200mm相当の画角をカバーしているので、広角から望遠まで柔軟かつ俊敏に対応できるのが魅力だ
【撮影データ】
キヤノンEOS10D 絞り優先AE F5.6 1/400秒 ISO200 WB:オート
夕景の最適なホワイトバランスは判断に迷う。しかも、刻々と空の表情は変化していくので、とりあえずRAWで撮影しておき、パソコンでデジタル現像するときに改めて最適なホワイトバランスや現像パラメータを模索するのが賢明な方法だ
【撮影データ】
キヤノンEOS10D 絞り優先AE F8 1.3秒 ISO100 WB:太陽光 コントラスト-1 彩度+2 シャープネス+1 EOS Viewer Utilityで現像
夜景をAFで撮影していると結構ピントを外すことがあった。ズームをテレ側にしてMFでピントを合わせ、ワイド側に戻すと多少のピン甘傾向はあるが、ド・ピンボケにはならずに済む。ただし、ズーム中域では多少ピントが変動するので、撮影する焦点距離でピントをしっかり合わせるのが鉄則だ
【撮影データ】
キヤノンEOS10D 絞り優先AE F8 2.5秒 ISO100 WB:オート 彩度+1 シャープネス+1 EOS Viewer Utilityで現像

伊達淳一(だてじゅんいち)
'62年生まれ。千葉大学工学部画像工学科卒業。写真、ビデオカメラ、パソコン誌でカメラマンとして活動する一方、その専門知識を活かし、ライターとしても活躍。黎明期からデジタルカメラを専門にし、カメラマンよりもライター業が多くなる。自らも身銭を切ってデジカメを数多く購入しているヒトバシラーだ。

□シグマのホームページ
http://www.sigma-photo.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sigma-photo.co.jp/news/index.html
□関連記事
【5月21日】シグマ、デジタル一眼専用18-125mmレンズの発売日決定
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0521/sigma.htm

■注意■

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(2004年6月22日)

[Reported by 伊達淳一 ]


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