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デル、自社ブランドプリンタの販売を開始
〜インクジェット複合機とEthernet付きレーザープリンタ

6月3日発売

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     Tel.044-556-6190



 デル株式会社は自社ブランドのインクジェットプリンタとレーザープリンタを6月3日から発売する。米国ではすでにDellブランドのプリンタを販売しているが、国内ではこれが初めて。

●インクジェット複合機「オールインワンプリンタ922」

 発売するのはインクジェット複合機「オールインワンプリンタ922」と、レーザープリンタ「モノクロレーザプリンタ1700n」。

 「オールインワンプリンタ922」は単体コピー機能を備えた低価格複合機。価格は13,800円。対応OSはWindows 2000/XP。インターフェイスはUSB 2.0(Full Speed)。

 印刷解像度は4,800×1,200dpi。印刷速度はモノクロ19ppm、カラー14ppm。インクカートリッジはブラックと3色一体型カラー(シアン/マゼンダ/イエロー)。ブラックカートリッジをフォト専用カラーカートリッジに交換すると、ライトシアン/ライトマゼンダを加えた印刷が可能になる。

 スキャナのセンサーはCIS。光学解像度は600×1,200dpi。コピー速度はモノクロ12ppm、カラー8ppm。25〜400%の縮小/拡大コピーが可能。

 本体サイズは436.8×289.6×444.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は4.5kg。トレイ収納時の本体サイズは436.8×167.6×325.5mm(幅×奥行き×高さ)となる。

●Ethernet搭載レーザープリンタ「モノクロレーザプリンタ1700n」

 「モノクロレーザプリンタ1700n」はEthernetを標準で搭載し、単体で共有プリンタとして利用できる小型のレーザープリンタ。価格は29,800円。対応OSはWindows 98SE/NT 4.0/2000/XP。インターフェイスはEthernetのほか、パラレル、USB 2.0を搭載。

 最大用紙サイズは215.9×355.6mm。解像度は1,200×1,200dpi。メモリは32MB(最大160MB)。給紙枚数は標準で250枚、別売りオプションの増設ペーパートレイ使用時に800枚。

 本体サイズは393.7×353×248.9mm(幅×奥行き×高さ)、重量は12.3kg。

トナーカートリッジ(右)は前面から挿入する
Ethernetを標準で搭載する

●消耗品にも直販モデルを適用

浜田宏 代表取締役社長

 同社は3日、都内で発表会を開催。代表取締役社長でDell本社 北アジア地域担当副社長の浜田宏氏が、同社のプリンタ事業戦略について説明した。

 今回発表された2製品は、“ローエンド”と自らが表現するとおり、安価でハードウェア的には手堅い製品となっており、高機能/高価格な製品が売れる日本市場でどの程度のシェアを獲得できるかに興味が持たれるところだが、浜田氏は「マーケットシェアのためにプリンタ事業をやるのではない。PCの顧客によりよいPCライフを提供し、顧客満足度を向上させるため」という。

 プリンタは同社製PCユーザーの90%以上が使用しており、「PCと切っても切れない関係の周辺機器」(浜田氏)だが、一方でドライバのインストールや設定に苦労したり、インクやトナーの補充を面倒に感じるユーザーが多いという。こうした問題点を同社の直販モデルにより軽減できるのが、同社がプリンタ事業でもっともアピールしているポイントだ。

直販モデルにより、製品のライフサイクルの全段階で顧客の負担を軽減する

 ドライバなどの設定については、PCとの一括購入時にはPCにあらかじめドライバをインストールしておくことでユーザーの手間を省く。サポートも、PCと同様に24時間/年中無休で行なうほか、PCのサポートと同じ要員に、プリンタのサポートも受けられるようにするという。

 消耗品についてはすべて直販する。前日の15時までに注文すれば翌日には配送されるようにするため、店舗に出かけて対応インクを探して購入する必要はないという。緊急時に、即時に手に入れることはできないものの、これについては「何個買っても送料は同じなので、予算がゆるす限り多めに買い置いてほしい」(浜田氏)としている。

 また、「デル インクマネージメントシステム」、「デル トナーマネージメントシステム」を採用し、インクやトナーの残量が25%を切った際にPC画面にポップアップでその旨を表示する。ポップアップから、インクやトナーを発注することもできる。

 なお、オールインワンプリンタ922は、外観などからレックスマーク製プリンタのOEMと推察される。レックスマーク製品ではインクの使用量や印刷量をレックスマークに送信し、製品開発に役立てる機能があるが、デルの製品ではあくまで残量をユーザーに知らせ、消耗品の購入を促すためにのみ使用され、インク使用量などのデータはPCから外に出ないとしている。

●プリンタビジネスも“小さく産んで大きく育てる”

 浜田氏は同社のビジネスを「小さく産んで大きく育てる」と表現。規模が大きく、デルのビジネスモデルが機能すると見込まれる市場に対し、ローエンドモデルから少しずつ投入し、ハイエンドモデルへと拡大していく手法を、プリンタでも採用する。

 手始めとしてインクジェット複合機とモノクロレーザープリンタを選んだのは、「(この2機種のシェアが)日本のプリンタ市場でもっとも大きい」、「単体インクジェットの市場は毎年5〜10%縮んでいるが、複合機は倍々で伸びている」ことから。このほかの機種については「年内にはラインナップをもう少し広げたいが、具体的な計画は決まっていない」としている。

 浜田氏は「キヤノン、エプソンと直接競合したり、彼らと競争するためにマーケットに入ったわけではない」、「最初から1カ月に数万台出るとは思っていない」と述べる一方で「将来はハイエンド機種を出すかもしれない」、「地道に続ければ、いつかはPCと同じようなシェアがとれる」とも発言している。米国プリンタ市場では参入から12カ月で17%のシェアを獲得しており、同社製PC以外のユーザーへの販売も好調という。

□デルのホームページ
http://www.dell.com/jp/
□ニュースリリース
http://www1.jp.dell.com/content/topics/reftopic.aspx/corp/pressoffice/2004/040603?c=jp&l=jp&s=corp
□関連記事
【4月14日】レックスマーク、プリンタ新製品発表会を開催
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0414/lexmark3.htm

(2004年6月3日)

[Reported by tanak-sh@impress.co.jp]


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