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ソニー、2003年度決算は売上横ばい、大幅減益
〜バイオ、サイバーショットは好調、PSXは不振

ソニー執行役常務兼グループCFO 湯原隆男氏

4月27日 発表



 ソニーは27日、2003年度業績(2003年4月1日〜2004年3月31日)を発表した。売上高は前年度とほぼ同じ0.3%増の7兆4,964億円、営業利益は46.7%減の989億円、税引前利益は41.8%減の1,441億円、当期純利益は23.4%減の885億円と大幅な減益となった。

2003年度連結業績

 分野別に見ると、オーディオ、TV、ビデオ、情報・通信、半導体を含む同社の主体事業となるエレクトロニクスでは、「プレイステーション2(PS2)」の生産が中国での外注に移行されたことにより、ゲーム分野へのセグメントカントリ引きが大幅に減少し、分野全体で売上は4兆8,974億円と、0.9%の減収となった。

 しかし、国内向け携帯電話、デジタルカメラ、薄型TV、海外ではドライブ、デジタルカメラ、PCなどは好調で、売上に大きく貢献。中でも、デジタルカメラは前年度を440万台上回る1,000万台を出荷した。

 損益面では、エレクトロニクス分野全体で、前年度比767億円減と大きく落ち込み、マイナス353億円の赤字となった。

 グループ全体で約2万人の人員を3年間で削減することなどを含んだ「構造改革」に計上された1,681億円のうち、前年度を708億円上回る1,433億円がこの分野で計上されたことが大きく響いた。また、ブラウン管TVや、米国での競争が激しい「クリエ」の単価下落も影響した。

 一方で、「バイオ」はノート、デスクトップとも前年と同数の出荷台数だが、高付加価値モデルに重点を置くことで、黒字転換を果たした。

 DVDレコーダは、スゴ録とPSXの合計で65万台を出荷し、全体での売上は増加したが、PSXの出荷台数は、同社が想定した数字に達しなかった。

 ゲーム分野では、PS2が日本、欧州で伸びたものの、米国では出荷が減少し、総数でも減少したこと、また、戦略的な価格引き下げを行なったことなどから、18%減収の7,802億円となった。

 売上の構成比は、ハードウェアとアクセサリが6割、ソフトウェアが4割。ソフトウェアは、PS2用が数量、売上高ともに増加したが、PS用はいずれも減少し、全体でも前年割れした。

 損益は、ソフトウェアはほぼ前年度並みとなったが、ハードウェアの売上減、「PSP」や次世代ゲーム機用プロセッサの研究開発費の増加などにより、40%減の676億円と、大幅な減益となった。

エレクトロニクス分野製品カテゴリ別売上高、営業利益 ゲーム分野売上高、営業利益

 2004年度の業績見通しは、売上高が1%増の7兆5,500億円、営業利益は62%増の1,600億円、税引前利益は11%増の1,600億円、当期純利益は13%増の1,000億円を見込む。

 エレクトロニクス分野は、増収増益が見込まれており、デジタルカメラは500万台増の1,500万台、デスクトップPCは横ばいの130万台、ノートPCは50万台増の240万台、DVDレコーダは海外展開により、スゴ録とPSXの合計で200万台の出荷を目指す。

 ゲーム分野では、2004年末に発売開始予定の「PSP」について、300万台の出荷を見込むが、PS2、PS oneとも出荷が減り、次世代ゲーム機の研究開発への投資が増えることなどから、減収減益となる見通し。

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200404/04-019/
□関連記事
【4月5日】【海外】21世紀のウォークマンを目指すSCEのPSP戦略
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0405/kaigai081.htm
【2003年4月24日】ソニー、「大変厳しい」第4四半期決算を発表。通期では収益改善(AV)
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20030424/sony.htm

(2004年4月27日)

[Reported by wakasugi@impress.co.jp]


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