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エプソン、世界初のレンジファインダーデジカメ「R-D1」
2004年夏 発売 標準価格:オープンプライス 連絡先:エプソン購入ガイドインフォメーション エプソンは、レンズ交換式レンジファインダーデジタルカメラ「R-D1」を今夏に発売する。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は30万円前後の見込み。 世界初となる、レンジファインダー式デジタルカメラ。2月に米国で開催されたPMA2004で、ケース内に参考出品されていたが、仕様は明らかにされていなかった。 開発にあたっては「アナログカメラの操作性/匂いを極力残す」ことが目標とされ、USBポートやビデオ出力端子は搭載されておらず、記録媒体であるSDメモリーカードのスロットにはカバーが付き、外観からはその存在がわからないようになっている。また、撮影画像の再生や各種設定のために2型の低温ポリシリコン液晶ディスプレイを備えるが、ヒンジ機構により180度回転させて収納させることで、隠すことができる。
このほか、設定操作用にジョグダイヤルを、フィルム巻き戻しノブのような形状にするなどの処理により、液晶ディスプレイを隠した状態の外観は、ベースとなった株式会社コシナのレンジファインダー銀塩カメラ「Bessa R2」とほぼ同様となる。 本体上面にアナログメーターを装備し、ホワイトバランス設定/画質設定/充電池残量/記録媒体の空き枚数を表示する。メーターのムーブメントにはセイコーの高級クロノグラフのものが使用されている。さらに、シャッターをチャージするために銀塩カメラのフィルム巻上げレバーを搭載。撮影ごとにチャージ操作をすることで、アナログカメラの操作感に近づけている。 ピント、絞り、シャッタースピードの操作はすべて手動。ただし、TTL幕面ダイレクト実絞り中央部重点平均測光方式の露出計が内蔵されており、シャッタースピードダイヤルの「AEポジション」で絞り優先AEが可能。 マウントはVMマウントで、Leica Mマウントに対応したレンズを使用可能。アダプターを使用することにより、Lマウントレンズも使用できる。ただし、マウントよりカメラ側に20.5mm以上食い込むレンズは、シャッター幕に干渉するため、使用できない。また、レンズのF値と焦点距離の関係により、望遠系レンズの一部では合焦精度が保証されない。
撮像素子はAPS-Cサイズ(23.7×15.6mm)の有効610万画素原色フィルタ付きCCD。CCDサイズにより、35mmフィルム換算の焦点距離はレンズ表記の1.53倍となる。ISO感度は200~1600。記録解像度は3,008×2,000/2,240×1,488ピクセル。記録形式はRAWとJPEG。 ファインダーは実像距離計式等倍逆ガリレオ透視ファインダー。距離計は二重像合致式。28/35/50mm(いずれもレンズ表記数値)のブライトフレームを表示できる。有効基線長は38.2mmで、連動範囲は0.7m~無限遠。 このほか、シンクロ接点付きアクセサリーシュー、レリーズソケットなどを装備する。ストロボは内蔵されない。 電源は専用リチウムイオン充電池。本体サイズは139×39×87mm(幅×奥行き×高さ)、電池と記録媒体を含まない重量は約590g。 Windows用RAW現像ソフト「Photolier」と、Photoshop/Photoshop Elements用RAW現像プラグイン(Windows/Macintosh)、Photoshop Elements 2.0、ネックストラップなどが付属する。 □エプソンのホームページ (2004年3月11日) [Reported by tanak-sh@impress.co.jp]
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