2月24日 発表

　株式会社ソーテックは24日、平成16年度第3四半期の決算を発表した。

　第3四半期までの累計連結決算(2003年4月～12月)では、売上高191億1,500万円で、前年同期比で22.3%減少した。営業損失は2億2,300万円、経常損失2億7,200万円と赤字に転落した。ソーテックは第2四半期までの中間期決算で3年ぶりの黒字を計上したばかりだった。

　赤字転落の原因としては、“PC市場の急速な成熟化(買い替え需要が主体で、新規需要は減少等)と海外ブランドPCメーカーの参入等予想を越える競争激化の影響を受けたこと等の市場の変化への認識と対応が不十分であった”としている。

　通期の販売金額でもデスクトップPCが93億5,400万円と前年同期比で37.8%も減少しており、販売低迷の主因となっている。一方ノートPCは82億6,700万円の売上で前年同期比3.3%増となった。

　また、第3四半期単独の販売台数は約45,500台で、前年同期の約83,100台に比べて大幅に減少。本年度の四半期別売上でも、第1四半期の約80,900台から、第2四半期56,300台と続く低落傾向が止まっていない。

　ソーテックでは、販管費の42.7%削減など、リバイバルプランの第1段階は完了したとしており、第2段階として“顧客にとっての当社製品の価値を抜本的に見直し、顧客の視点に立って商品群を再構成します。綿密な市場調査に基づき、顧客が当社製品に求める価値とは何かという原点にかえって整理し、品質を含むトータルコストパフォーマンスの高い商品を供給する”としている。

□ソーテックのホームページ
http://www.sotec.co.jp/
□決算概況(PDF)
http://www.sotec.co.jp/ir/data/20040224.pdf
□関連記事
【2003年11月20日】ソーテック、中間決算で3年ぶりの黒字化
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/1120/sotec2.htm

(2004年2月24日)

[Reported by date@impress.co.jp]