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PFU、ドキュメントスキャナ「ScanSnap」をモデルチェンジ
~傾き補正、高解像度化など機能も強化

2月28日 発売

標準価格:オープンプライス

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 株式会社PFUは、ドキュメントスキャナScanSnapシリーズの新製品「fi-5110EOX」を2月28日に発売する。価格はオープンプライス。同社サイトでの直販価格は49,800円で、2月20日に予約が開始される。

 ScanSnapは、ビジネス文書などの書類を、PDF形式で保存することを主目的とするシリーズ。原稿送りはシートフィード型で、小さな設置面積で、A4文書がスキャンできる。両面原稿やカラー原稿にも対応する。

 今回の製品は「fi-4110EOX3」の後継機にあたり、本体デザインが一新され、原稿送り用のトレイと一体となったカバーが設けられた。このカバーは電源スイッチと連動しており、カバーを開けて原稿をセットし、スキャンボタンを押すだけで作業が開始できる。また、カバーを閉じると、原稿の取り込み口がふさがれるため、ホコリ対策としても有効だ。

 スキャナ機構も強化され、最大解像度はカラー600dpi/モノクロ1,200dpiとなった。sRGB対応により、カラー原稿の色再現性も向上した。光学系には非球面レンズが採用され、スキャナ本体の小型化にも貢献している。

 A4用紙は最大50枚まで連続スキャン可能。スキャン速度はノーマルモード時は15枚/分(ノーマルモード)と従来通りだが、高解像度時の速度が向上した。

 ScanSnapシリーズは、従来から、書類原稿の自動識別機能が強力で、カラー/モノクロの自動識別、白紙原稿の自動削除などを備えていたが、今回から原稿の傾きの自動補正機能が追加された。これは、左右±5度の範囲で、フィード時に生じる傾きを自動補正して記録するもの。また、自動正立機能により、原稿の天が常に上になるようにPDFが生成される。

 本体サイズは284×146×150mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.7kg。

 対応OSはWindows 98/Me/2000/XP。CPUはPentium 4 1.8GHz以上が推奨。インターフェイスはUSB 2.0で480MbpsのHIGH SPEEDモードに対応し、高速転送が可能。

 付属ソフトウェアは「Adobe Acrobat Standard 6.0」および名刺管理ソフト「PFU 名刺ファイリングOCR V1.1」、PDFファイルのサムネール表示ユーティリティ「PFU PDF Thumbnail View」。

 なお、PDF作成時のライブラリもAdobe製の「PDF Scanning Library」となり、PDF 1.2準拠のファイルが出力される。

 また、シートフィードとフラットベッド型兼用の「ScanSnap fi-4010SSF2」は併売される。

カバーを閉じた状態 A4の用紙をセットした状態。本体の小ささがわかる 電源スイッチはカバーの内側。今回からAdobe PDFのロゴがついた

□PFUのホームページ
http://www.pfu.fujitsu.com/
□ニュースリリース
http://www.pfu.fujitsu.com/topics/new040219.html
□関連記事
【2003年9月9日】PFU、Acrobat 6.0を同梱したPDF作成スキャナ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0909/pfu.htm

(2004年2月19日)

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