fi-4110EOX3

9月17日より順次発売

標準価格：オープンプライス

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　株式会社PFUは9日、個人/SOHO向けのドキュメントスキャナ「ScanSnap」シリーズに、Adobe Acrobat 6.0 Standardを同梱した新機種を発表した。価格はオープンプライス。

　コンパクトなシートフィーダー型の「fi-4110EOX3」は9月17日発売、PFUダイレクト価格は49,800円。フラットベッド型の「fi-4010SSF2」は10月4日発売、PFUダイレクト価格は42,800円。

　いずれもハードウェア面での改良は小規模にとどまっており、ユーティリティソフトの改良とAcrobat 6.0搭載による使い勝手の向上に力が注がれている。なお、従来機種では新バージョンのユーティリティソフトは使用できない。

エクスプローラでPDFファイルのサムネール表示ができる

　ユーティリティソフトでは、Windows 2000/XPのエクスプローラでのPDFファイルのサムネール表示が可能となった。PDFファイルのサムネール表示は内容が判読できるため、書類の区別がつきやすくなる。

　また、読み取り時に、指定枚数ごとのPDFファイルの自動切り分けができるようになった。従来は一度にスキャンした書類はすべて1つのPDFファイルとなっていたが、切り分けるページ数を指定することで、自動的に別々のPDFファイルが作成される。たとえば、単位を2ページに指定することで、単票の裏表で1つのPDFファイルが生成できる。

　なお、シートフィーダー型の「fi-4110EOX3」限定だが、米国でよく使用されるレターサイズとリーガルサイズに対応した。さらに、用紙サイズのカスタム設定も可能で、帳票類や封筒のデータ保存に威力を発揮しそうだ。

　ScanSnap独自の機能ではないが、付属するAcrobatが6.0にバージョンアップされたことによって、AcrobatのOCR機能による全文検索用のテキストデータ埋め込み機能や、Office形式ファイルのPDFファイルへの自動変換と統合などの機能が使用できる。

　「fi-4110EOX3」の主な仕様は、最大解像度300dpi相当、A4/レターサイズ対応、オートシートフィーダーは最大50枚。インターフェイスはUSB 1.1、対応OSはWindows 98/Me/2000/XP。本体サイズは308.5×154×130mm、重量は約2.5kg。両面の自動スキャンに対応し、読み取り速度は片面15枚/分、両面30面/分(モノクロ時)。

　「fi-4010SSF2」の主な仕様は、最大解像度300dpi相当、A4対応、オートシートフィーダーは最大25枚。インターフェイスはUSB 1.1、対応OSはWindows 98/Me/2000/XP。本体サイズは445×304×179、重量は約4.9kg。スキャンは片面のみで、スキャン速度は片面10枚/分(モノクロ時)。

fi-4010SSF2

□PFUのホームページ
http://www.pfu.fujitsu.com/
□ニュースリリース
http://www.pfu.fujitsu.com/topics/new030909.html
□製品情報
http://www.pfu.fujitsu.com/sales/snap/
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(2003年9月9日)

[Reported by date@impress.co.jp]