会場：San Francisco The Moscone Center
(モスコーニセンター)
会期：1月6日～9日(現地時間)

　オープニングを飾る基調講演に登場したApple Computerのスティーブ・ジョブズCEOは「iPod mini」などの新製品を発表。Macintosh発売から20周年となる2004年を“A Great Mac Year”と位置づけ、更なる展開を約束した。第一報となる本稿では、アップルブース内に展示されているiPod miniと基調講演のダイジェストを写真で紹介する。

●iMacを彷彿とさせる5色で販売されるiPod mini

日本の名刺より一回り大きく、米国仕様の名刺とほぼ同じ大きさ

　今回発表されたiPod miniは、全部で5色。シルバー、ゴールド、ブルー、ピンク、グリーンとなっている。4GBのHDDを記憶媒体とするオーディオプレーヤーだが、コンペティターはRioをはじめとするシリコンタイプのプレーヤーになる。

　販売価格は249ドルで米国では2月から、他の地域では4月から販売が開始される。日本における価格は未定。システムは現行のiPodと同じものが使われているため、機能はまったく同等だ。

　サイズは、米国式の名刺サイズとほぼ同じ大きさ。従来型では独立していた各種のボタンをホイール部分に統合したことと内蔵HDDが小さくなったことで、小型化を実現している。

シルバー	ゴールド	ブルー

ピンク	グリーン	外装はアルミニウム素材。従来機同様に背面へのレーザー刻印も19ドルで提供される

底面のインターフェース部分。従来機と同じ仕様。下にあるドックは専用品で39ドル	上面にはボタンロック用のスライダとヘッドホン・リモコン端子を装備	専用のアームバンドも29ドルで販売される

　ほぼ2時間が費やされた基調講演は、写真とキャプションでダイジェストにお届けする。個々の詳報は追って掲載する予定だ。

初代Macintoshが発表された1984年を振り返る。当時の雑誌記事のなかで、主要なデベロッパの一人として紹介されているのが、ブルーのシャツをきた若きビルゲイツ	「1984」を再上映……と思いきや、女性の腰に注目。実はリニューアル版になっているのだ。この動画は、こちらで見ることができる	Final Cut Express 2を発表。国内販売価格は29,800円。従来バージョンからのアップグレードは9,900円となっている

Microsoft Office 2004を紹介。パッケージは左からアカデミック版、スタンダード版、プロフェッショナル版。プロフェッショナルにはVirtual PC 7が含まれている	バージニア工科大学に導入されたPowerMac G5を紹介。1,100台で並列動作させ、世界第3位のスーパーコンピュータとして認定されている	Xserve G5を発表。日本国内の価格は、シングルプロセッサモデルが、349,800円から

2月から始まるiTunes Music StoreとPepsiとのキャンペーンを紹介。ボトルキャップの裏に当たりの印があれば、1曲フリーダウンロードできる	iLifeはすべてバージョンアップしてiLife '04になった。4.2になったiTunesでは、ビルボードのヒットチャートとクラシックの音楽配信に対応した	iPhoto4を紹介。待望の製本サービスが一月から日本国内でも開始予定。欧州地域でも3月からサービスが開始される

iMovie4では、iSightを使った映像の取り込みにも対応した	iLIFEに加わった新しいアプリケーション「GarageBand」の紹介では、人気ミュージシャンのジョン・メイヤーとセッションを繰り広げた	新しく採用されたiPod用のインナーイヤータイプのヘッドホンは39ドル

□Macworld Conference&Expoのページ(英文)
http://www.macworldexpo.com/
□米Apple Computerのページ(英文)
http://www.apple.com/
□基調講演のWebcast
http://stream.apple.akadns.net/
□関連記事
【1月6日】Macworld Conference&Expo San Francisco 2004直前レポート
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0106/mw01.htm

(2004年1月7日)

[Reported by 矢作晃]