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九十九電機、eMachines製ワイド液晶搭載ノートPCなど

10月1日発売

標準価格:49,800~139,800円

 九十九電機株式会社石丸電気株式会社は、米eMachines製の低価格PCの新モデルを10月1日より発売する。

 デスクトップPC 6モデルのほか、eMachines初となるノートPC「M5307」が用意される。全モデルPCリサイクルに対応する。


●eMachines初のノートPC

M5307
・10月1日発売
・標準価格:139,800円

 M5307は、1,280×768ドット表示(WXGA)の15.4型ワイドTFT液晶を搭載したノートPC。価格は139,800円で、初期出荷500台はノートPC販売を記念して129,800円にて販売される。

 国内では初となるeMachines製ノートPC。米国では既に発売されていた。今後は、Centrino準拠の無線LANモデルなどの製品展開もあるとしている。

 CPUにモバイルAthlon XP-M 2400+、メモリ256MB(PC2100、最大768MB)、HDD 60GB、DVD/CD-RWコンボドライブを内蔵する。チップセットはRADEON IGP 320M/ALi M1535+で、ビデオ機能はチップセット内蔵。OSはWindows XP Home Edition。

 インターフェイスは、Type2 PCカードスロット×1、Ethernet、V.92モデム、USB 2.0×3、IEEE 1394×1(4ピン)、パラレルポート、D-Sub15ピン、Sビデオ出力などを備える。本体サイズは355×254×34.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.94kg。

液晶を閉じた状態 本体左側面。Ethernet、モデム、イヤホン、マイク、PCカードスロットを装備する DVD/CD-RWコンボドライブを搭載した本体右側面
キーボード部 ポインティングデバイスはタッチパッド。スクロール機能も備える 電源ボタンの横に音量ボタンやメールボタンなどを装備


●6モデル用意されたデスクトップPC

最上位モデル「J4686」
※ディスプレイはオプション
・10月1日発売
・標準価格:49,800~109,800円

 ミドルタワー型デスクトップPCとして、6モデルが10月1日より発売される。価格は49,800~109,800円。

 最上位モデル「J4686」は、CPUにPentium 4 2.60C GHz、メモリ512MB(PC3200、最大2GB)、HDD 160GB、DVD±R/RWドライブ、FDDを内蔵する。チップセットはIntel 865Gで、ビデオ機能はチップセット内蔵。OSはWindows XP Home Edition。価格は109,800円。

 8種類のメディアに対応したカードリーダを本体前面に装備する。インターフェイスは、Ethernet、V.92モデム、USB 2.0×7、IEEE 1394×2(6ピン)、パラレルポート、シリアルポートなどを備える。

 最廉価モデル「J2404」は、CPUにCeleron 2.40GHz、メモリ128MB(PC2100、最大2GB)、HDD 40GB、CD-RWドライブ、FDDを内蔵する。チップセットはIntel 845GVで、ビデオ機能はチップセット内蔵。OSはWindows XP Home Edition。価格は49,800円。

 インターフェイスは上記「J4686」とほぼ共通だが、8メディア対応カードリーダやIEEE 1394ポートが省かれる。

 本体サイズは184×406×361mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約10.2~10.4kg。

上位モデルは本体前面の下部にIEEE 1394×2(6ピン)を装備する 最廉価モデル「J2404」。8メディア対応のカードスロットは装備しない


●好調さをアピールした発表会

九十九電機の代表取締役社長 鈴木淳一氏
 製品発表に伴ない、都内で発表会が開催された。九十九電機の代表取締役社長 鈴木淳一氏は、「eMachines製PCを取り扱うに際して、国内でのネームバリューはまだまだ低かったが、戦略的な価格設定は商品力があるため、必ず普及すると見ていた」と語った。

 2002年12月の発表当初は月産3,000台を想定していたが、予想を上回る売れ行きで今年の1~2月は売り切れが続出したという。「7月には年率ベースで年間10万台を目標としていたが、7月における出荷台数は10,524台を記録し、既に目標を突破した。ノートPCは要望が大きかったため期待している」という。

米eMachinesのプレジデント&CEO Wayne Inoue氏
 米eMachinesのプレジデント&CEO Wayne Inoue氏は、「我々は、世界で最も急速に成長しているPCメーカー。特にデスクトップPCの台数シェアは3位で、リテール販売のみで見れば2位になる」と好調をアピール。

 米国内のPCメーカー全体がマイナス成長している中、成長率が増えているPCメーカーはeMachinesとDELLの2社だけだという。

 また、「単に安いというだけではなく、品質の高さも重視している。最安値を狙うのではなく、その価格帯で最も品質の優れた製品を販売していく」とした。

□九十九電機のホームページ
http://www.tsukumo.co.jp/
□製品情報
http://www.tsukumo.co.jp/emachines/index.html
□石丸電気のホームページ
http://www.ishimaru.co.jp/
□製品情報
http://eshop.ishimaru.co.jp/4daction/eMachines
□eMachinesのホームページ(英文)
http://www.e4me.com/
□関連記事
【6月24日】九十九電機、低価格PC「eMachinesシリーズ」第3弾タイトル
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0624/tsukumo.htm

(2003年10月1日)

[Reported by yosida-s@impress.co.jp]


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