TWTC Exhibition Hall 2 TWTC Exhibition Hall 3 会期:9月22日~26日(現地時間)
AMDは24日(現地時間)、COMPUTEX会場そばのNYNYにて64bitプロセッサ「Athlon 64ファミリ」の発表会を行なった。 同プロセッサの発表は世界で同時に行なわれており、米国を始め、日本でも大がかりな発表会が催されている。そのため台湾での発表は日本での発表内容と似通ったものとなっており、とりたててCOMUPTEXに即した特別な発表などはなかったが、パートナー各社の首脳陣が多数招かれ、スピーチを行なった。
最初に壇上に上った台湾AMDジェネラルマネージャのK. J. Chou氏は、新しい64bitプロセッサを「現実と想像の架け橋となるもの」と紹介。「新プロセッサにより、ユーザーは心の中で想像するものを、そのまま実現できる」と述べ、Athlon 64ファミリがコンピューティングのすべてを変えるほどのポテンシャルを持つ存在であるとの考えを示した。 米AMDアジアパシフィック担当マーケティングディレクターのSam Rogan氏は、Athlon 64ファミリのパフォーマンスについて説明を行なった。 Rogan氏が示したデータによると、Athlon 64 FX-51は競合する3.2GHzのプロセッサと比較して、デジタルメディア関連で10%、3Dゲームでは17%、総合では16%高速だという。同プロセッサは、特にゲームにおけるパフォーマンスが高く、そのメインターゲットはハイエンドゲーマーであるといい、Rogan氏はAthlon 64を“ハイエンド”、Athlon 64 FXを“ウルトラハイエンド”と位置づけた。 また、Rogan氏は、モデルナンバーについて触れ、「周波数だけではプロセッサの性能を示せない。64bitプロセッサは、32bitプロセッサでのスレッディングや、2つの32bitプロセッサよりも高速」とコメント。モデルナンバーによりユーザーがプロセッサの真のパフォーマンスを容易に判断できることを強調した。
発表会場には、Microsoft、NVIDIA、VIA、SiS、Phoenix Technolgiesなどチップセットベンダを中心としたパートナー各社の首脳陣らも招かれ、スピーチを行なった。 MicrosoftのJimmy Chen氏は、Athlon 64の発表に併せて、本日AMD64向けWindows XP 64-Bit Editionのベータ1が公開となり、2004年の第1四半期には製品版が発売されることを壇上で発表した。 NVIDIA MCPグループ担当ジェネラルマネージャのDrew Henry氏は、「莫大なイメージデータを扱うデジタルコンテンツ作成者にとって、メインメモリ4GBの制限を払拭する64bitへの移行は必然となりつつある」とコメントし、AMDの64bitプロセッサを歓迎した。 □COMPUTEX TAIPEI 2003のホームページ(英文) (2003年9月24日) [Reported by wakasugi@impress.co.jp]
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