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【本日発売】飛鳥のメモリースティックPRO高速転送対応リーダを試す9月12日発売 直販価格:8,980円 株式会社飛鳥のUSB 2.0対応のメモリースティック/メモリースティックPRO対応リーダ「MS-Style」が本日発売となった。直販価格は8,980円。 同製品は、メモリースティックPROの高速転送に対応する数少ない製品で、メモリースティックPROでは読み込みで3.7MB/sec、また、従来のメモリースティックにおいても、従来品の2倍の転送速度を実現していると謳われている。編集部では、早速メモリースティック/メモリースティックPROの双方でテストを行なった。 比較対象には、アイ・オー・データ機器のUSB 2.0接続メモリースティック/メモリースティックPRO対応リーダ「US2-MSRW」を用意。この製品はメモリースティックPROは読み書きには対応しているが、高速転送には対応していない。 テストでは、これら2つのリーダを用いて、メモリースティックPROと、メモリースティックの転送速度をHDBENCH Ver3.30で3回ずつ計測。その平均値を求めた。 使用したPCは松下電器株式会社のB5サイズノート「Let'snote CF-R1NCAXR」。OSはWindows XP Professional(SP1)で、CPUは超低電圧版モバイルPentium III-M 866MHz、メモリは384MBを搭載している。
【ベンチマーク結果】
結果を見てみると、メモリースティックPROを利用した場合、MS-Styleはメーカー公称値を超える4.29MB/secの読み込み性能を記録した。比較対象のUS2-MSRWでは1.46MB/sec程度なので、およそ3倍の転送速度で、高速転送対応の有無がそのまま結果に出た形となった。 また、書き込み性能に関してもMS-Styleは、US2-MSRWは0.7MB/secのおよそ1.5倍となる1.02MB/secを記録し、メーカー公称値を上回る結果が出た。 一方、ノーマルのメモリースティックでは、MS-Styleが読み込み1.45MB/sec、書き込み0.77MB/sec、US2-MSRWが読み込み1.10MB/sec、書き込み0.67MB/sec。書き込みでは大きな差は出ていないが、読み込みに関しては約3割増しの速度を記録している。 メモリースティックPROの読み書きに対応しているデバイスは徐々に増えてきているものの、高速転送対応となるとその数はぐっと少ない。そのため、理論値で20MB/secの速度を誇るメモリースティックPROの性能をMS-Styleがどの程度引き出しているかはまだ未知の部分が多い。ユーザーの選択肢を増やす意味でも、今後、32bitバスを採用したPCカードアダプタなどの登場にも期待したい。
□飛鳥のホームページ (2003年9月12日) [Reported by 伊藤大地]
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