米Casio、マクロとレンズカバーが付いた新EXILIM

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米Casio、マクロとレンズカバーが付いた新EXILIM
～光学ズーム機は400万画素に

EXILIM EX-S20U

10月発売

　カシオ計算機株式会社の米国法人は26日(現地時間)、同社製の薄型コンパクトデジタルカメラ「EXILIM」シリーズの新製品として、マクロモードとレンズカバーが付いた200万画素単焦点モデル2機種と、400万画素の光学3倍ズーム搭載モデルを発表した。

　なお、カシオ計算機ではこれらの製品の日本での発売を予定しているが、日本での仕様、発表日とも未定としている。

●マクロとレンズカバーが付いた200万画素単焦点モデル

EX-M20U

　「EX-M20U」と「EX-S20U」は、35mmフィルム換算で37mmの単焦点レンズ(開放F値はF3.5)を搭載した薄型モデル。EX-M20UのみMP3再生機能とボイスレコーディング機能が搭載される。価格はEX-M20Uが329.99ドル、EX-S20Uが279.99ドル。

　前機種よりも約10%小型化されたほか、待望のマクロモードとレンズカバーが搭載された。マクロモードでの撮影可能距離は30cmとしている。また、バッテリ寿命も前機種から約85%伸びたとしている。

　撮像素子は1/2.7インチの有効200万画素CCD。記録画素数は1,600×1,200/1,600×1,072/1,280×960/640×480ピクセル。

　動作速度の向上も図られており、起動時間は約0.9秒、シャッタータイムラグは約0.01秒、撮影間隔は約1秒、画像再生は約0.1秒/枚となっている。

背面とクレードル

　光学ファインダーと、デジタル接続の1.6型TFTディスプレイを搭載。ディスプレイは画像の撮影、再生のほか、カレンダーや世界時計の表示なども可能。世界時計はアラーム機能も備える。

　SDカードスロット(MMC対応)×1を搭載するほか、10MBのフラッシュメモリも内蔵する。このほか、新しいノイズリダクションプロセッサ、最高速度1/8,000の高速シャッター、内蔵フラッシュなどを搭載。PCとはクレードルによりUSBで接続。エプソンのUSB DIRECT-PRINT機能も備える。

　ステンレスによる外装を継承しており、「Ex Fine Blast Treatment」と呼ぶカシオ独自の表面処理を施す。グリップ部はファインセラミックス。

　電源は専用リチウムイオンバッテリ。本体サイズは約83×10×52mm(幅×奥行き×高さ)、重量はEX-M20Uが約80g、EX-S20Uが約78.8g。EX-M20Uには液晶リモコン付きヘッドホンが付属する。

●400万画素になった光学3倍ズームモデル

EX-Z4U

　「EX-Z4U」は光学3倍ズームレンズを搭載した「EX-Z3」の撮像素子を有効400万画素CCDとしたモデル。価格は399.99ドル。

　撮像素子は1/2.5インチの有効400万画素CCD。記録画素数は2,304×1,712/2,304×1,536/1,600×1,200/1,280×960/640×480ピクセル。レンズは光学3倍ズームで、焦点距離は35mmフィルム換算35～105mm、開放F値はF2.6～4.8。

　起動時間は約1.6秒、シャッタータイムラグは約0.01秒。

　光学ファインダーと、デジタル接続の2型TFTディスプレイを搭載。EX-M20U/S20Uと同様に、カレンダーやアラーム付世界時計機能を備える。

　SDカードスロット(MMC対応)×1を搭載するほか、10MBのフラッシュメモリも内蔵する。このほか、内蔵フラッシュなどを搭載。PCとはクレードルによりUSBで接続。エプソンのUSB DIRECT-PRINT機能を備える。

　電源は専用リチウムイオンバッテリ。本体サイズは約87×23×56mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約129g。


レンズ格納時	背面とクレードル

(2003年8月28日)

[Reported by tanak-sh@impress.co.jp]