VR技術総合展示会「第11回産業用バーチャルリアリティ展」開催
会場:東京ビッグサイト
会期:6月25日~27日
バーチャルリアリティ技術の総合展示会「第11回産業用バーチャルリアリティ展」が6月25日から27日までの間、東京ビッグサイトにて開催される。入場料は5,000円だが、事前登録をすることで無料となる。
今年で11回目となる産業用バーチャルリアリティ展は、さまざまな分野で応用可能なバーチャルリアリティ製品・技術を展示し、それらを実際に体験しながら導入検討ができる商談の場となっている。
会場は、3次元デジタイザや3次元データ生成ツールなどを展示する「3次元デジタイザゾーン」、3D CGの作成ツールやミドルウェアを展示する「3D CGゾーン」、地図情報システムや3D地形データなどを展示する「GIS/GPSゾーン」の3つのエリアで構成され、3Dグラスを使わず、裸眼立体視を可能にするディスプレイ機器をはじめ、没入ディスプレイ、各種産業用シミュレータ、モーションキャプチャシステムなど、バーチャルリアリティ技術の基幹となる、さまざまな技術が展示されている。
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日本SGIブースの裸眼立体視システム。NTTデータ三洋システムが開発した50型の裸眼立体視プラズマディスプレイにSGIのワークステーション「Octane2」または「Fuel」などを組み合わせて、リアルタイムでの立体映像出力が可能なもの。このシステムでは4視点での映像を生成する |
同じく日本SGIブースの3,840×2,400ドット対応22型ディスプレイを利用した裸眼立体視システム。こちらは7視点の画像を生成可能で、さらに広い視野での立体視が可能 |
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Dimension TechnologyInc.の18.1型裸眼立体視液晶ディスプレイ。モニタ上部のカメラでユーザーの位置を検出し、立体視が可能な範囲を調整する。価格は200万円 |
こちらは15.1型版裸眼立体視液晶ディスプレイ。普及版のため位置測定用のカメラは備えていないが価格が25万円に抑えられている |
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島津製作所のヘッドマウントディスプレイ「Data Glass 2/A」。大阪大学の塚本昌彦助教授がウェアラブルPCのシステムに導入しているものと同型 |
モックアップのみの展示だが、さらに軽量・小型化予定の「Data Glass 3」 |
米Rockwell Collinsのヘッドマウントディスプレイと米AuSIMの3D音場生成システムを組み合わせたもの。ディスプレイ部はXGAの表示が可能 |
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CRCソリューションズのブースに展示されたホンダのドライビングシミュレータ |
3D Incorporatedの「コンテナクレーン・シミュレータ」。港湾などでのコンテナ荷役作業の訓練が可能で、物理シミュレーションも行なっている本格的なもの。会場ではPlayStaionのアナログコントローラを使って操作を体験できる |
川田工業のブースでは、昨年展示されたJoyChair-R1の最新版“Model 2003”を展示。今回もフロムソフトウェアのPS2用ゲームソフト「アーマードコア」を使ってデモされた |
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CRCソリューションズのブースに展示された、東京大学工学系研究科航空宇宙工学専攻鈴木研究室によるライト兄弟の“フライヤー号”VRシミュレータ |
株式会社ディテクトのブースで展示された日本大学生産工学部機械工学科綱島研究室の鉄道運転用シミュレータ。計器部分を液晶パネルで再現してあり、安価に多数の車両を再現できる |
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キャドセンターのブースに展示された、複数の指で操作可能なタッチパネル「NEXTRAX」。写真のデモは、1本指では持ち上がらない石が、指を3本同時に使うと持ち上がる、というもの |
同じくNEXTRAXを使ったデモ。大阪の道頓堀を再現した3D空間を、指先のポインティングで移動できる。写真は指を開く間隔を広げることで、移動速度を速くできることをデモ中。ちなみに道頓堀ということで、人が橋から飛び降りるところも再現しているとか…… |
□産業用バーチャルリアリティ展のホームページ
http://web.reedexpo.co.jp/ivr/
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(2003年6月25日)
[Reported by kiyomiya@impress.co.jp]
PC Watch編集部
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