[an error occurred while processing the directive]

ソーテック、ノートパーツを多用した小型デスクトップ「Afina AS」

6月2日受注開始

直販価格:99,800円~119,800円

連絡先:ソーテックダイレクト
     Tel.0120-911-888



 株式会社ソーテックは2日、液晶一体型の小型デスクトップPC「Afina AS」を発表、同日より受注を開始した。

●圧迫感を与えないPC

 「場所をとらずに、気楽に使えるPC」(同社大邊創一 代表取締役社長)をコンセプトに、CPU、マザーボードなど、ノートPCのパーツを多用し、小型化を図ったデスクトップPC。ただし、拡張性や性能を考慮して、メモリとHDDはデスクトップ用の製品を使用している。また、バッテリやポインティングデバイスは搭載されない。光学マウスが付属する。

 本体サイズは300×330×253mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約4.1kgで、自宅のテーブルなどに設置した際に周囲の人に圧迫感を与えず、屋内での持ち運びが容易になるよう配慮されている。また、PCを使用中にも向かいにいる人とコミュニケーションを取れるよう、全高を抑えたとしている。

 本体前面は液晶ディスプレイからキーボードまで連続した曲線で構成され、背面にディスプレイのチルトアジャスト機能とキャリングハンドル機能を併せ持つパネルを持つほか、端子類は左右側面に設けられる。本体デザインは、ヤマハ発動機のオートバイやJRの鉄道車両などのデザインを手がけた株式会社GKインダストリアルデザインが担当。同社は2000年の初代AFiNAに引き続いての担当となる。

ディスプレイ前面に“ツルツル”のパネルが付く 付属する光学マウス Afina ASを持ち上げるソーテックの大石氏
発表会ではステージ上にリビングセットを設え、展示した ディスプレイの角度は固定されている(右) 背面がシンプルで、配線も背面には出ないことを生かし、インターネットカフェやブティックへの導入を提案

 CPU、メモリ、TVチューナなどの装備の違いにより3モデルが用意される。最廉価モデルの「AS7160D」はCPUにモバイルAthlon XP-M 1600+、メモリ 128MB(PC2100、最大1GB)、HDD 40GB、8/24倍速DVD-ROMドライブを搭載する。同社直販価格(ダイレクトプライス)は99,800円で、6月下旬より出荷される。

 「AS7160C」はAS7160Dから光学ドライブを8/24/10/24倍速DVD-ROM/CD-RWコンボドライブに変更し、メモリを256MBとしたモデル。直販価格は109,800円で、6月19日より出荷される。

 「AS7180AV」はCPUにモバイルAthlon XP-M 1800+、メモリ256MB、HDD 80GB、8/24/10/24倍速DVD-ROM/CD-RWコンボドライブ、TVチューナを搭載する。直販価格は119,800円で、7月上旬より出荷される。

 インターフェイスは「必要最小限」(大邊社長)とされており、USB 2.0×4、Ethernet、モデム、メモリースティックスロットが装備される。TVチューナ搭載モデルにはSビデオ入力、アンテナ端子が付く。チップセットはVIA ProSavageDDR KN266+VT8235でビデオ機能を内蔵。ディスプレイは1,024×768ドット(XGA)表示可能な12.1型TFT液晶で、光沢の有るパネルが装備される。

 OSはWindows XP Home Edition。DVDプレーヤーや翻訳ソフト、地図ソフト、家計簿ソフト、ゲームソフトなどが付属する。また、AS7180AVとAS7160Cには「Lotus Super Office for SOTEC」も付属する。

●秋にはAfina 第2弾も

 発表会では大邊社長のほか、参加した株式会社エイデンの岡嶋昇一 代表取締役社長と、GKインダストリアルデザイン プロダクトデザイン部の朝倉重徳 部長が出席した。

 大邊社長と朝倉部長の対談では、2000年発売のAFiNA Styleについて、現在、他社から多数出ている「キーボード一体で、ディスプレイ前に折りたためるデスクトップは我々が元祖」などの発言が飛び出し、同社の製品コンセプトの先進性をアピール。

 朝倉部長は「日本ではローエンド製品はハイエンド製品から(装備を)どんどん引いていった廉価版というイメージがある。Afina ASはヨーロッパの小型車のように、ハイエンドはハイエンドとして、また、ローエンドはローエンドとして価格帯の中で完成した、別のもの」と、Afina ASのデザイン理念を語った。

 大邊社長は、今年秋のPC EXPO 2003前にはAfinaシリーズの第2弾、第3弾を発表すると明らかにした。また、今回の夏モデルではラインナップされていない、Hyper-Threading対応製品やCentrino対応製品について「開発中で、9月には発表する。AMDの64bit CPU製品もいち早くやっていく」と述べたほか、ハイスペックな製品についても、同社の他製品同様にコストパフォーマンスを重視した製品になるとした。

左からソーテックの大邊社長、エイデンの岡嶋社長、GKインダストリアルデザインの朝倉部長 大邊社長はAfina ASの紹介の中で、ソーテックの歴史を振り返った。実は古参メーカーなのだ Afina ASのデザインイメージ。カラーモデルも検討されたが、家庭にもオフィスにもフィットするメタリックグレーが選ばれた

□ソーテックのホームページ
http://www.sotec.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sotec.co.jp/news/2003/0602-afina.html
□製品情報
http://www.afina.jp/afina.html
□関連記事
【6月2日】写真で見る「AFiNA AS 7160」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0602/sotec2.htm
【2000年10月4日】ソーテック、ケンウッドと共同開発のAVパソコン
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20001004/sotec.htm

(2003年6月2日)

[Reported by tanak-sh@impress.co.jp]


【PC Watchホームページ】


PC Watch編集部 pc-watch-info@impress.co.jp
個別にご回答することはいたしかねます。

Copyright (c) 2003 Impress Corporation All rights reserved.