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シャープ、CGシリコン液晶の生産能力を増強
5月30日発表 シャープ株式会社は30日、同社の三重第3工場で6月から「システム液晶」の生産を開始すると発表した。 システム液晶はCGシリコン液晶とも呼ばれるTFT液晶パネル。従来のアモルファスシリコンやポリシリコンの代わりに「CGシリコン」を使用しており、液晶のガラス基板上に電子回路を形成することができる。これにより液晶パネルと周辺回路を一体化し、小型化することができる。 CGシリコン液晶を採用した製品には、同社製PDA「ザウルス SL-C700/750/760(760は6月発売予定)」や携帯電話「「J-SH010」、ソニーの「バイオU PCG-U101」、ニコンの「COOLPIX 5400」などがある。 同社では三重第3工場での生産開始を10月に予定していたが、「携帯電話やPDA、ミニノートPCなどモバイル機器に搭載される液晶ディスプレイの高精細化が急速に進展していることから、生産能力の増強が急務」となったとし、4カ月前倒ししての生産開始となった。 CGシリコン液晶は同社天理工場で2002年10月から生産されている。6月からは天理工場の生産能力(2型換算)250万台/月に、三重第3工場の400万台/月が加わり、生産能力は2.6倍に増強される。また、マザーガラスのサイズも天理工場の620×750mmから、730×920mmへ大型化される。なお、三重第3工場への投資額は500億円にのぼる。 □シャープのホームページ (2003年5月30日) [Reported by tanak-sh@impress.co.jp]
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