6月14日より順次発売

●単機能のインクジェットプリンタ 2モデル

Z705

　単機能のインクジェットプリンタは、新モデル「Z705」と従来モデルの後継機種となる「Z605」が用意される。

　ともにインターフェイスはUSB 2.0を備え、対応OSはWindows 98/Me/2000/XP、Mac OS 9.0.4～9.2.2(Z605は9.2.2のみ)およびMac OS X 10.1.5～10.2.5となる。

　「Z705」は、同社製品では初となるフチなし印刷に対応したモデル。7月下旬より発売され、価格は22,800円。店頭予想価格は13,000円前後の見込み。

　「用紙タイプセンサー」を備え、普通紙と光沢紙を自動的に判別する。異なる用紙を交互に印刷する場合などでも、プリンタの設定を意識することなく利用できるとしている。

　また、画像印刷/閲覧/管理ユーティリティ「Lexmarkフォトセンター」が付属するほか、「自動カートリッジ調整」機能を装備するなど、ユーザーの負担を減らす工夫が施されているという。

Z605

　6色印刷に対応し、印刷速度はカラー10ppm/モノクロ17ppm(ともにA4時)。本体サイズは439.4×236.2×152.4mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.9kg。

　「Z605」は6月14日より発売される。価格は17,800円で、店頭予想価格は1万円を切る見込み。

　印刷速度はカラー8ppm/モノクロ14ppm(ともにA4時)。本体サイズは403.9×215.9×134.6mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.77kg。

●プリンタ/スキャナ/コピー機能搭載の複合機

X1150

　プリンタ/スキャナ/コピー機能搭載の複合機として、「X1150」が6月14日より発売される。価格は24,800円で、店頭予想価格は15,000円前後の見込み。

　インターフェイスはUSB 2.0で、対応OSはWindows 98/Me/2000/XP、Mac OS 9.2.2およびMac OS X 10.1.5～10.2.5となる。

　プリンタ/スキャナ/コピー機能搭載の複合機。最大4,800×1,200dpiでの印刷機能を搭載し、スキャナ部は48bit入力/600×1,200dpiのCISを備える。

　印刷速度はカラー8ppm/モノクロ14ppm(ともにA4時)。コピー速度は、カラー時3cpm(1枚目)/5cpm(2枚目以降)、モノクロ時5cpm(1枚目)/13cpm(2枚目以降)。スタンドアロンコピーには対応しない。なおスタンドアロンコピー対応の「Z5150」は併売される。

　本体サイズは445×308×163mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約4.5kg。OCRソフト「e.Typistエントリー」や、FAXソフト「カラーまいとーくFAX V6 Lite」などが付属する。

ゼネラル・マネージャー マーケティング 木下聡氏

　製品の発表に伴ない、プレスおよび販売店向けの発表会が都内で開催された。

　同社のゼネラル・マネージャー マーケティング 木下聡氏は、「インクジェットプリンタ市場は、単機能機の割合が減る代わりに複合機の割合が増えており、トータルで見ると市場は増えている。また、デジタルカメラやダイレクトプリント対応機の普及に伴ない、PCを介さないコミュニケーションが一般的になっている」と説明した。

　「数年前は、印刷速度やフチなし印刷機能の有無など、スペックを重視する傾向にあったが、それらの機能はすでに当たり前の物になっており、ほぼ頭打ちになっている。今後は使いやすさやデザイン、価格などが重要になってくる」と、今後のトレンドを語った。

　さらに、「レックスマークの製品は“安かろう悪かろう”ではなく、価格が安いのは部品点数を減らしたり、大量生産などの努力によってコストを下げている」と強調した。

□レックスマークのホームページ
(5月27日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.lexmark.co.jp/
□関連記事
【2月13日】レックスマーク、実売で2万円を切る複合機「X5150」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0213/lexmark.htm

(2003年5月27日)

[Reported by yosida-s@impress.co.jp]