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ソースネクスト、「特打」など主力製品を1,980円に値下げ
~新事業戦略「コモディティ化戦略」を提言

代表取締役社長 松田憲幸氏

2月26日発表

 ソースネクスト株式会社は26日、新事業戦略「コモディティ化戦略」を発表した。

売上高推移
 代表取締役社長 松田憲幸氏は、「ソースネクストの事業戦略として、店頭重視戦略、フルラインナップ戦略、トータルユーザー満足戦略と、3つの柱を掲げてきた。常にユーザー満足度を意識した戦略を打ち出し、創立以来6期連続の増収を達成している」と切り出した。

 「コモディティ化戦略は、コンシューマ向けPCソフトの市場拡大を目的とする。その一環として、現在5,000~7,000円で販売されている主力製品すべてを1,980円で販売する」とした。

 価格1,980円の第一弾として、タイピングソフト「特打シリーズ」や学習ソフト「メキメキシリーズ」、アンチウィルスソフト「マカフィー・ドットコムシリーズ」などをラインナップし、3月14日より順次発売する。

値下げによる販売本数と売上金額の変化
 値下げの背景として松田氏は、「当社が実施したアンケートによると、PCソフトを購入しない理由として、半数以上が値段が高いことを挙げている。またユーザーは、2,000~5,000円未満の価格帯が望ましいという結果が出ている」と述べた。

 さらに、「価格を大幅に値下げしても、販売本数が増えることでカバーできる。TOEICソフトの特単を1,980円に値下げしたところ販売本数は8.3倍に、金額は4倍に増えた。驚速ADSL Yahoo!BB版に関しても本数2.8倍、金額1.6倍に増えている」と説明した。

 「他社のように、1世代前のものや、機能制限版を安く販売するのではなく、売れ筋の主力製品を低価格で提供するのはこれが初めて」とした。

通常版パッケージ(後ろ)とDVDサイズパッケージ版(前) 2003~2004年の販売本数目標

 また販路拡大の一環として、従来までのパッケージ以外にも、DVD-Videoなどで利用される小型プラスチックケースを採用した「DVDサイズパッケージ版」も用意する。パッケージを小型化することで、スーパーやコンビニ、CDショップといった新たな販売チャネル構築を目指すとしている。そのほか、PCソフトに解説書がついた書籍形態の「ソフトブック版」も3月下旬より販売が予定されている。

 「2002年の販売本数は200万本だった。新たな販売チャネルを構築することで、2003年は年500万本を目指す。また2004年は年間1,000万本を目標にする」と強気の姿勢を見せた。

□ソースネクストのホームページ
http://www.sourcenext.com/
□ニュースリリース
http://www.sourcenext.com/SP/press/030226commodity.html
□関連記事
【2001年1月22日】ソースネクスト、全製品の返品制度を開始
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20010122/source.htm

(2003年2月26日)

[Reported by yosida-s@impress.co.jp]


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