2,048×1,536ドットの超高解像度液晶パネルを搭載したVersaPro登場!
〜XGAの4倍の情報量を一度に表示可能なハイエンドノートPC



VersaPro VA20S/A

 NECから登場したVersaPro VA20S/AEは、世界で初めて2,048×1,536ドットのQXGA液晶を搭載したA4ハイエンドノートPCだ。QXGA液晶では、一般的なXGA液晶の4倍もの情報量を一度に表示できるが、デスクトップPCでもこうした超高解像度表示が可能なディスプレイを利用しているユーザーはまだ少数派であろう。

 VersaProシリーズは、本来ビジネス向けとして位置づけられている製品だが、個人で購入することも可能である。QXGA液晶とはどんなものか、興味があるという人も多いことだろう。そこで今回は、VersaPro VA20S/AEを試用する機会を得たので、その使用感を紹介していきたい。



●高解像度環境の快適さに慣れると後戻りはできない

 画面の解像度は、Windows XPのようなマルチウインドウ・マルチタスク環境を実現したGUI OSを使う上で、非常に重要なポイントとなる。画面の解像度が高ければ、それだけ多くの情報を一度に表示できるので、複数のアプリケーションを同時に立ち上げても、それぞれのウインドウを広くとることが可能になる。また、アプリケーションを1つだけ使っている場合でも、広い範囲を一度に見渡せれば、作業の効率が大幅に向上する。一度高解像度環境の快適さに慣れると、もはや元の解像度には戻れなくなってしまったという経験をお持ちの方も多いことだろう。

 PCの性能向上やOS・アプリケーションの進化にともなって、一般的に利用される解像度も向上してきた。デスクトップPCの場合でも、Windows 3.1時代は、SVGA(800×600ドット)程度が主流であったが、Windows 95以降は、最低でもXGA(1,024×768ドット)の解像度が一般的になり、SXGA(1,280×1,024ドット)やUXGA(1,600×1,200ドット)環境で利用しているユーザーも増えてきた。ノートPCにおいても、VGAからSVGA、XGAと解像度が向上していき、最近では、SXGA+(1,400×1,050ドット)液晶を装備した製品やUXGA液晶を装備した製品も登場している。

 ノートPCは、デスクトップPCと違って、ディスプレイを交換することができないので(もちろん、外付けディスプレイを接続することは可能だが、可搬性や省スペース性などの長所が失われてしまう)、液晶ディスプレイの解像度やサイズは重要だ。同じ解像度の液晶でも、サイズが大きければ、それだけドットピッチが広くなり、文字が大きく表示されることになる。そのため、1スピンドルや2スピンドルの携帯性を重視したサブノートPCでも、12.1型クラスの液晶パネルを搭載した製品が増えてきている。また、筐体のサイズに余裕があるA4ノートPCのハイエンドモデルにおいては、15型や16.1型という大型液晶パネルを採用した製品も登場し、人気を集めている。


●モバイルPentium 4 2GHz-Mを搭載するなど、高い基本性能を実現

 そうした中、NECから登場したVersaPro VA20S/AEは、サイズは15型ながら、QXGA(2,048×1,536ドット)という高解像度液晶パネルを搭載したことで注目されている。そこでまずは、基本性能から見ていくことにしたい。

 VersaProシリーズでは、スマートセレクションとフリーセレクションと呼ばれる2種類のBTOメニューが用意されており、メモリ容量やHDD容量、光学ドライブ、通信機能などを選択可能だが、ここでは主にスマートセレクションの基本となるベースモデル(標準価格45万円)について解説を行なう。

SO-DIMMスロットを2基装備しているので、最大1GBまでの増設が可能。中央にあるのは、BTOメニューで選択できる無線LANカードやモデムカードなどを装着するためのMini PCIスロット

 VersaPro VA20S/AEでは、CPUとしてモバイルPentium 4 2GHz-Mを搭載している。モバイルPentium 4 2GHz-Mは、現時点で最速のモバイル向けCPUであり、重い処理でも余裕でこなせるパフォーマンスを持つ。チップセットとしてはIntel 845MPが採用されており、メインメモリとしてDDR266(PC2100)メモリを利用する。ベースモデルでは、メモリは128MBしか実装されていないが、SO-DIMMスロットを2基装備しており、最大1GB(512MB SO-DIMM×2)まで増設できる(BTOでメモリ増設が可能)。ちなみに、今回試用したモデルでは、512MBのメモリが実装されていた。

 ビデオチップとしては、ATI TechnologiesのMOBILITY RADEON 7500が採用されている。MOBILITY RADEON 7500は、ハードウェアT&Lエンジンを搭載し、モバイル向けビデオチップの中でトップクラスの3D描画性能を実現している。MOBILITY RADEON 7500を搭載したノートPCは、他社からも発売されているが、そのほとんどの製品がビデオメモリを32MBしか実装していないのに対し、VersaPro VA20S/AEでは、ビデオメモリを64MB装備していることも特筆できる。

 HDD容量はベースモデルでは20GBとやや小さいが、BTOで30GBや40GBに変更できるほか、内蔵ベイのVersaBayIV(後述)にセカンドHDDを装着することも可能なので、不満はない。ベースモデルでは光学ドライブとして、24倍速CD-ROMドライブが装着されているが、BTOによってCD-RWドライブやDVD-ROM/CD-RWコンボドライブに変更することもできる。今回試用したモデルのHDD容量は40GBで、光学ドライブとしてはCD-RWドライブが装着されていた。

 このように、VersaPro VA20S/AEは、PCとしての基本性能も非常に高い。また、BTOメニューの自由度も高いことも魅力である。


●XGAの4倍の解像度を持つQXGA液晶はまさに圧巻

 VersaPro VA20S/AEの最大のウリが、ノートPCとして初めてQXGA液晶表示が可能な液晶パネルを採用したことである。QXGAは、Quad XGAの略で、2,048×1,536ドットという解像度を意味している。QXGAでは、XGA(1,024×768ドット)に比べて、縦と横がそれぞれ2倍になっているので、一度に表示できる情報量はXGAのちょうど4倍になる。普段、PCをXGA解像度で使っているユーザーなら、その画面を縦に2個、横に2個、田の字型に並べた画面をイメージすれば、QXGA表示の広大さが理解できることであろう。

 最初に述べたように、Windows XPを代表とするGUI OSでは、基本的には画面の解像度が高いほど、複数のウインドウを開いても画面が狭くならないので、快適に利用できる。しかし、解像度が高くても、ドットピッチがあまりに小さくなってしまうと、文字やアイコンなどの視認性が損なわれてしまう。

 VersaPro VA20S/AEでは、15型液晶パネルを採用しているが、同じ15型液晶を採用している機種でも、SXGA+解像度やUXGA解像度なら、ドットピッチはそれだけ大きくなる。ディスプレイの精細度は、ppi(pixel per inch)という単位で表される。ppiとは、1型あたりに画素(ピクセル)がいくつ並んでいるかを表しており、数値が大きいほど、そのディスプレイは精細であることになる。

 ノートPCや液晶ディスプレイで採用されている代表的な液晶パネルのサイズと解像度、精細度の関係を下の表にまとめてみた。現在、一般的に利用されている液晶パネルの精細度は90〜130ppiの範囲にほぼ収まる。それに対して、VersaPro VA20S/AEの精細度は、170ppiであり、従来の液晶パネルに比べて格段に高精細であることがわかるだろう。ただし、ソニーのバイオUやバイオGTで採用されている6.4型XGA液晶パネルの精細度は、VersaPro VA20S/AEを上回る202ppiとなっている。VersaPro VA20S/AEの液晶パネルは、高精細でドットピッチが小さいが、バイオU/バイオGTのXGA表示ほどではないということだ。つまり、バイオU/バイオGTのXGA表示が苦にならないのなら、VersaPro VA20S/AEのQXGA表示も問題なく利用できることになる(ただし、バイオU/バイオGTに比べて、VersaPro VA20/S/AEは本体が大きいので、利用時の目と液晶パネルの距離が長くなる。そのため、仮にドットピッチが同じだとしたら、VersaPro VA20S/AEのほうが見づらいと考えられる)。

 ちなみに、バイオUでは、ワンタッチで画面の解像度をSVGA(800×600ドット)に切り替えられる「ZOOM IN」ボタンが用意されている。6.4型SVGA表示の精細度は158ppiになるので、その場合は、VersaPro VA20S/AEのQXGA表示のほうが精細度は高くなる。

【液晶サイズと解像度、精細度の関係】
液晶のサイズ解像度精細度ドットピッチ一画面に表示できる情報量(XGA比)搭載製品例
6.4型1,024×768ドット(XGA)202ppi0.126mm1バイオU/バイオGT
10.4型1,024×768ドット(XGA)124ppi0.206mm1B5サブノートPC
11.3型1,024×768ドット(XGA)113ppi0.225mm1B5ファイルサブノートPC
12.1型1,024×768ドット(XGA)105ppi0.242mm1B5ファイルサブノートPC
13.3型1,024×768ドット(XGA)96ppi0.265mm1B5ファイルサブノートPC/A4ノートPC
14.1型1,024×768ドット(XGA)92ppi0.276mm1A4ノートPC
15型1,024×768ドット(XGA)85ppi0.299mm1A4ノートPC/液晶ディスプレイ
16型1,280×1,024ドット(SXGA)102ppi0.249mm1.67液晶ディスプレイ
17型1,280×1,024ドット(SXGA)96ppi0.265mm1.67液晶ディスプレイ
14.1型1,400×1,024ドット(SXGA+)124ppi0.205mm1.87A4ノートPC
15型1,400×1,024ドット(SXGA+)117ppi0.218mm1.87A4ノートPC
15型1,600×1,200ドット(UXGA)133ppi0.191mm2.44A4ノートPC/液晶ディスプレイ
16.1型1,600×1,200ドット(UXGA)124ppi0.205mm2.44バイオGR(PCG-GRXシリーズ)
15型2,048×1,536ドット(QXGA)170ppi0.149mm4VersaPro VA20S/AE

 精細度の高いディスプレイを使う場合は、フォントサイズを大きくすれば、表示される文字が小さくなることを防げるのだが、話はそう単純ではない。OSやアプリケーション側できちんと対応していないと、単にフォントサイズを大きくしただけでは、ダイアログなどのレイアウトが崩れてしまう。

 Windows XPでは、標準的な画面の精細度を96ppi(WindowsではDPI=Dot Per Inchと表記している)と想定して、画面のデザインを行なっているため、あまりに精細度が高くなると、文字やアイコンが小さくなって使いにくくなってしまう。Windows XPでは、画面のプロパティで精細度を96ppiと120ppiから選べるほか、任意の精細度を指定することもできるが、精細度をあまり高く指定すると、画面のデザインがおかしくなってしまう。また、アプリケーション側でも、そうした高精細環境を前提にコーディングされていないと、正しく表示されないことがあるので、むやみに精細度を高く設定することはできない。

画面のプロパティの設定→詳細設定にある「全般」タブで、画面の精細度(DPI設定)を変更できる 画面のプロパティの「デザイン」タブのフォントサイズで、タイトルバーなどに利用されるフォントサイズを変更できる

 そこでまず、画面の精細度をデフォルトの96ppiにした状態で、解像度を2,048×1,536ドットにして、VersaPro VA20S/AEを使ってみた。筆者は普段、12.1型XGA液晶を装備したノートPC(Mebius MURAMASA PC-MV1-C1W)を使って仕事をしているが、それに比べると、VersaPro VA20S/AEの精細度は約1.6倍(つまりドットピッチは約1.6分の1)になる。確かに表示される文字やアイコンはかなり小さくなるが、思ったより視認性は高い。

 15型液晶パネルの表示面積は、ほぼ17型CRTの表示面積に等しいが、17型CRTで推奨される解像度は1,280×1,024ドットや1,152×864ドットで、1,600×1,200ドット表示にすると、かなり見にくくなってしまう。VersaPro VA20S/AEの精細度は、17型CRTで1,600×1,200ドット(UXGA)表示をさせた場合よりも高くなるわけだが、デスクトップPCで外付けディスプレイを使っている場合に比べて、ノートPCの液晶のディスプレイのほうが、目との距離が近いため、17型CRTで1,600×1,200ドット表示をさせた場合よりも、見やすいと感じた。また、CRTと違って、液晶では液晶の1画素と画面の1ドットが1対1で対応しているので、輪郭がシャープなことも見やすさに貢献しているのであろう。

 QXGA表示のデスクトップ画面は、普段XGA表示で仕事をしている筆者には、非常に広大に感じられた。例えば、Webブラウザを3つくらい開いて、Excelのワークシートを見ながら、テキストエディタで原稿を書くといった作業も、QXGA表示なら全てのウィンドウを表示させたまま行なえる。また、最近では、CPUやチップセットなどのデータシートや製品カタログなどがPDF形式で公開されているが、XGA表示では解像度が足りず、サイズを縮小しないと1度に1ページ分が表示されないことも多い。いちいちスクロールさせて見ているのでは、作業の能率も低下する。しかし、QXGA表示なら、PDF形式の資料も快適に閲覧できる。

QXGA表示のデスクトップ画面は、非常に広大なので、複数のウィンドウを同時に開いても、快適に作業が行なえる XGA表示では、PDF形式で公開されているカタログなどの1ページ分を一度に表示することができない VersaPro VA20S/AEのQXGA表示なら、PDF形式の資料も一度に一見開き(2ページ分)以上表示できる
一般的なXGA表示で、Excelのワークシートを編集しているところ。大きなワークシートでは、ごく一部しか表示できない 同じワークシートをQXGAで表示すると、格段に広い範囲を一度に表示できる

 VersaPro VA20S/AEでは、画面の解像度を800×600/1,024×768/1,152×864/1,280×1,024/1,400×1,050/1,600×1,200/1,792×1,344/1,856×1,392/1,920×1,440/2,048×1,536ドットの10段階から選択できる。

 このうち800×600ドットから1,280×1,024ドットまでの解像度については、自動的に液晶パネル一杯に拡大表示されるが、1,400×1,050ドット以上の解像度では、拡大されずに表示される(液晶中央部分を用いて表示され、周囲は黒く表示される)。

>VersaPro VA20S/AEでQXGA表示を行なっているところ。発色やコントラストも十分満足できる XGA解像度に設定すると、自動的に拡大処理が行なわれ、液晶パネル一杯に表示される。エッジのスムージング処理も滑らかである SXGA+以上の解像度では、拡大処理が行なわれず、液晶パネルの中央部分を用いて表示される

 つまり、1,280×1,024ドット以下の解像度なら、画面の見かけ上の精細度は低くなるが(アイコンや文字などは大きくなる)、1,400×1,050ドット以上で使う場合は、精細度は2,048×1,536ドット表示で利用する場合と変わらないわけだ。そのことから考えても、やはり最大解像度の2,048×1,536ドットで常用するのが基本なのであろう。

 しかし、2,048×1,536ドット(1,400×1,050ドット以上でも同じ)で利用する場合、ドットピッチが約0.149mmになるので、視力の弱い人にはやや厳しいかもしれない。そうした場合は、画面のプロパティの精細度を120ppiに変更し、「デザイン」タブのフォントサイズを「標準」から「大きいフォント」あるいは「特大フォント」に変えることで、スタートメニューや文字が大きく表示されるようになり、視認性が向上する。

デフォルトの精細度(96ppi)で、フォントサイズ「標準」でのQXGA表示をさせたところ 画面の精細度を120ppiに変更して、フォントサイズを「大きいフォント」に変えると、同じQXGA表示でもスタートメニューなどが大きく表示されるようになる
QXGA表示時のクローズアップ。正方形をしているOutlookのアイコンの一辺の長さは約4mmとなる XGA表示時のクローズアップ。Outlookのアイコンの一辺の長さは約8mmである

●拡張性も高く、オプションでIEEE 802.11a対応無線LAN機能も内蔵可能

キーボードもゆったりしており、使いやすい。今回試用したモデルでは、パッドタイプの「NXパッド」とスティックタイプの「NXポイント」の2つのポインティングデバイスが装備されていた

 キーボードは全90キーで、キーピッチは19mm、キーストロークは3mmあるので、フルキーボードとほぼ同じ感覚で快適にタイピングできる。また、キーボード右上部分には、2つのワンタッチスタートボタンが用意されており、任意のアプリケーションを登録して、ワンタッチで起動することが可能だ。

 ポインティングデバイスとしては、パッドタイプの「NXパッド」が採用されているが、スティックタイプの「NXポイント」をBTO(フリーセレクションのみ)で追加できることも面白い。NXパッドとNXポイントは、それぞれ有効/無効の切替ができるので、ユーザーの好みに応じて使い分ければよいだろう。NXパッドの左右のクリックボタンの中央には、スクロールスライドスイッチが用意されており、ウィンドウのスクロールや拡大縮小といった操作を行なえる。

 VersaPro VA20S/AEは、ポート類が充実しており、拡張性も高い。拡張ポートとして、マウス/キーボード、パラレル、シリアル、外部ディスプレイ、USB 1.1×2、IEEE 1394(4ピン)×2、S-Video出力、赤外線通信、ライン/ヘッドホン出力、マイク入力を標準装備しているほか、100BASE-TX/10BASE-T対応のLAN機能も内蔵している。そのほか、Type2×2またはType3×1対応のPCカードスロットを装備しているので、幅広い用途に対応できる。

 MultiBayとVersaBayIVと名付けられた2つの拡張ベイを内蔵していることも特徴だ。ベースモデルでは前者にFDDが、後者にCD-Rドライブが内蔵されているが、BTOやオプションによって、他のデバイスを装着することができる。

 どちらの拡張ベイも、ホットスワップに対応しているので、使い勝手もよい。MultiBay用オプションとしては、FDDの他にセカンドバッテリパックがあり、VersaBayIV用オプションとしては、CD-RWドライブ、セカンドHDDやDVD-ROM/CD-RWコンボドライブが利用できる。

 セカンドHDDの容量は、20GB/30GB/40GBの3種類から選択できるほか、それぞれStandbyDiskと呼ばれるバックアップ機能をサポートした製品も用意されている。StandbyDiskは、ファーストHDDの内容をセカンドHDDに定期的に自動バックアップしてくれる機能で、万一ファーストHDDの重要なファイルを消してしまっても、セカンドHDDからバックアップ時の状態に復元可能だ。

VersaPro VA20S/AEの左側面。左から、ACアダプタ接続コネクタ、S-Videoポート、IEEE 1394(4ピン)×2、PCカードスロット(Type2×2またはType3×1)の順に並んでいる VersaPro VA20S/AEの右側面。左側が光学ドライブやセカンドHDDを装着するVersaBayIVで、右側がFDDやセカンドバッテリパックを装着するMultiBay 左がVersaBayIVで、右がMultiBay。どちらもホットスワップに対応しており、電源を入れたままの着脱が可能だ
前面には、ステレオスピーカーやマイク、赤外線通信ポート、マイク入力、ライン/ヘッドホン出力、ボリュームを装備している VersaPro VA20S/AEの背面。左から、マウス/キーボード、USB 1.1×2、シリアル、LAN(RJ-45)、外部ディスプレイの順に並んでいる

 標準装備のLAN機能のほかに、BTOによって、モデム機能や無線LAN機能を追加できることも評価したい。無線LAN機能は、2.4GHz帯を利用するIEEE 802.11b準拠(最大11Mbps)だけでなく、5GHz帯を利用するIEEE 802.11a準拠(最大54Mbps)も選択できる。2種類の無線LAN機能を同時に内蔵することはできないが、LAN+モデム+無線LAN機能(IEEE 802.11bまたはIEEE 802.11a)を同時に内蔵することは可能だ。

 また、BTOメニューには、Bluetooth機能や指紋センサや暗証番号ボタンといったセキュリティ機能も用意されている。なお、OSは、Windows 2000 ProfessionalとWindows XP Professionalのセレクタブル仕様であり、初回起動時に選択したOSを利用できる。


●コンシューマ向けモデルでもQXGA液晶採用モデルの登場が望まれる

 VersaPro VA20S/AEは、世界で初めてQXGA液晶を搭載したことが最大の特徴だが、CPUやビデオチップも高速であり、基本性能も非常に高い。

 45万円(ベースモデル)という価格設定も絶対的な価格という意味では確かに高いが、XGAの4倍という高解像度表示が可能な液晶パネルを搭載していることを考えれば、納得できる範囲だ。液晶パネルも年々高精細化、低価格化が進んでいるので、より低価格なコンシューマ向けモデルでも、こうした高解像度液晶パネルを採用した製品が登場することを期待したい。

□関連記事 【7月1日】NEC、2,048×1,536ドット液晶搭載のノートPC
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0701/nec.htm

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(2002年8月2日)

[Reported by 石井英男@ユービック・コンピューティング]


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