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Windows 11最新パッチ、大容量データコピーでSSDアクセス不能になるバグ。なお、コントローラの問題ではない

写真はイメージです

  X(旧Twitter)ユーザーのねこるすきー(@Necoru_cat)さんによると、Windows 11の8月の最新パッチ「KB5063878」および7月のプレビューパッチ「KB5062660」には、大容量ファイルコピー操作でドライブにアクセスできない不具合が発生する問題があるという。検証に用いたSSD 21台のうち12台は影響を受け、その多くがPhison系のコントローラを採用していた。

 この不具合を報じた海外メディアのTom's Hardwareは19日(現地時間)、Phisonに取材をしたところ、すでにPhisonはこの問題を把握して調査しているとのこと。弊誌が20日朝にPhisonに取材したところ、この問題はPhisonのコントローラに起因するものではなく、Windows側の不具合であることが判明したため、Microsoftが修正作業を行なっているとした。

 ねこるすきーさんが検証として以下のような手順で操作したところ、ドライブによってはアクセス不可能になり、その一部は再起動で復旧するものの、残りは再起動してもアクセス不可能になったという。

  1. SteamライブラリからCyberPunk 2077のデータフォルダ(92.18GB)を丸ごとコピー
  2. 250MB前後の動画ファイル150本を圧縮した7zファイル(62.42GB)を検証対象のストレージに書き込む
  3. 手順2の圧縮ファイルを該当ストレージ内で解凍し書き込む

 なお、検証では各ステップごとに再起動を行ない、確実にドライブのキャッシュを破棄して実行しているという。