【特別企画】

いま使っているPCは本当に業務に合っている?

NECのビジネスPCで業務効率アップ!!

ビジネスシーンにおけるPCは、各種業務をこなすためのツールとして欠かすことのできない存在だ。ただ、重要なビジネスツールであるはずのPCが、業務をこなせれば何でもいいと、安易に導入されることも少なくないように思う。業務を効率良くこなすには、業務に合った仕様を備えるPCを使うことも非常に重要となる。NECのビジネスPCは、さまざまな業務に柔軟に対応し、効率を高められる製品を数多くラインナップしている。

デスクワークから外回りまで柔軟にこなせるタブレットPC

営業職を中心として、PCをデスクだけでなく外出時にも利用しなければならない業務では、携帯性に優れるモバイルノートPCを利用することが多いだろう。コンパクトで軽量なモバイルノートPCは、外出時の携帯がラクだという意味で理にかなった選択ではある。しかし、実際に利用する場面では、いくつか妥協しなければならないこともある。

例えば、小型軽量のモバイルノートPCはサイズの制約でキーボードが小さいため、キーボードを使った文書作成などの作業効率が落ちることがある。また、顧客へのプレゼンなどの対面業務では、相手に画面を見せる場面も多くあるが、クラムシェルのノートPCでは本体を回して画面を相手に見せる必要があり、かなり面倒なこともある。そういった場面で活躍するのが、クラムシェルノートPCとしてはもちろん、タブレットPCとしても活用してくれる、タブレットPC「VersaPro タイプVS」だ。

タブレットPC「VersaPro タイプVS」

VersaPro タイプVSは、キーボード着脱型のタブレットPCだ。本体とキーボードを装着すればクラムシェルノートPCとして、本体部のみを切り離して持ち出せばタブレットPCとして利用できる。これは一般的な2-in-1 PCと同等だが、VersaPro タイプVSのキーボードは、液晶を保護するカバーにキーボードを内蔵させたものではなく、しっかりとしたボディのキーボードとなっている。また、本体装着部には液晶の角度をスムーズに調節できるようヒンジも備えている。

キーボードと本体をドッキング

ドッキング部は堅牢。ヒンジ角度も無段階で調節可能

通常のノートPCと同等の使い勝手

カバータイプのキーボードを利用する2-in-1 PCでは、膝の上で使おうと思っても安定性を欠くだけでなく、液晶の角度も自由に変えらないことがあり、使い勝手はよくない。一方、VersaPro タイプVSならクラムシェルノートPC同様にキーボードが本体にしっかり装着されているので、膝の上でも安定して利用できる。場所を問わず安定して利用できるという点は、外出時に利用する場合など、大いに有利となる。加えて、本体を180度反転させてキーボードに装着することでスタンド型としても利用できるため、相手に画面を近づけて内容を提案でき、より効果的なプレゼンも可能となる。

そのキーボードも、主要キーのピッチが18.5mmと余裕があり、ストロークも2mmと深い。キー配列も無理のある部分が一切なく、デスクトップ向けキーボードとほぼ遜色のない利便性を確保。文書作成時など、キーボードの利便性が効率を大きく左右するが、このキーボードなら外出時だけでなく、デスクワークも十分こなせるはずだ。

膝上でも安定して使用できる

画面をさかさまに取り付けたモード

プレゼンテーション時などに便利だ

標準的な配列で無理なく使えるキーボード

2mmと深めのキーストローク

キーボードと本体を切り離して持ち出せば、携帯性を高められる。本体のみの重量はリチウムイオンバッテリ(M)搭載時約782gと1kgを下回る軽さで、ほかの荷物と同時に持ち歩く場合でも軽快さが失われない。バッテリ駆動時間も最大約11時間(VK15D/SQ-Rの場合)で、長時間の外出時でもバッテリ残量を気にせず利用できる点も大きな魅力。タブレットPCなのでタッチパネルを搭載しており、タッチでの操作も可能。画面を相手に見せながら、資料をめくったり、資料の一部を拡大して見せたりといったことがタッチ操作で行えるため、プレゼン時の操作性も高められる。また、オプションとして防塵防滴カバーも用意。カバーを装着すれば埃や水滴などからPCを守るため、外出時や出張先など屋内外のさまざまなシーンで活用可能となる。

そして、ペンが利用できる点も見逃せない部分。外出時の打ち合わせなどでメモを取る必要がある場合でも、ペンを使えば紙に書く場合と同じ感覚でメモが取れるため、キーボードがなくても利便性を大きく損なうことがない。その時に取ったメモはデータとして保存されるため、その後に共有ができる点も、業務の効率を高めてくれる。その他、作成するプレゼン資料をチェックする場合にペンで修正指示を手書きするなど、幅広い用途に活用できる。

本体のみだと約782gと軽量(リチウムイオンバッテリ(M)搭載時)

ちょっとしたスキマ時間にカバンから取り出し、タッチやペンで情報閲覧はもちろん、メモなどインプット作業も可能

別売で防塵・防滴のカバーも用意される

このように、1台で複数の使い分けができるVersaPro タイプVSは、デスクワークから外回りの業務まで、幅広く業務の効率を高めてくれる製品と言える。

小型デスクトップでデスクワークの効率を高める

デスクワークがほとんどでPCを持って外出する必要のない業務には、デスクトップPCの利用が基本となる。持ち運んで利用する場合の利便性を考慮する必要がないこともあり、選別の基準が緩くなりがちだが、デスクトップPCにも業務の効率を高める要素が多くある。

デスクワークでは、書類を広げて作業を行うことも多くあり、デスクにはできる限り多くの空きスペースを確保したいところ。しかしデスクトップPCは、PC本体にディスプレイ、キーボード、マウスと、デスク上のスペースを占有するもので構成されるため、どうしてもデスクワークの作業効率を低下させてしまう。

そういった問題を解決してくれるのが、小型ボディの「Mate タイプMC」だ。最大の魅力はその小ささで、体積はわずか1リットルほどしかない。縦置きで利用する場合には、横幅が34.5mm、奥行きが182mmとなるので、デスク上の多くをPC本体が占有して困るようなケースもなくなる。

コンパクトなデスクトップ「Mate タイプMC」(光学ドライブ搭載時)

そればかりか、別売の液晶ディスプレイ(LCD-E233WMLCD-E245WMi)と「ディスプレイマウント・ブラケット」を利用することで、本体を液晶ディスプレイ背面に装着することも可能。この場合には、デスク上でのデスクトップPC本体の専有面積を事実上ゼロにできる。ディスプレイこそデスク上を占有してしまうが、キーボードやマウスを片付ければ、デスクのほぼ全体を使えるようになる。また、そもそもデスクが小さく、大きなデスクトップPCを置きたくないという場合にも、メリットが大きいはずだ。

液晶ディスプレイ背面にMate タイプMCを装着した状況を俯瞰で撮影。これならデスクを広々使うことができる

光学ドライブ搭載時&スタンド使用時でも、高さや幅は500mlのペットボトルと変わらないほどのサイズ感

ただし、液晶ディスプレイ背面にPC本体を装着すると、電源ボタンの操作が不便になる場合もある。オフィスで利用するPCでは、頻繁に電源を操作することはあまりないかもしれないが、省エネのため毎日PCの電源を落とすようにしている場合など、毎日の電源投入だけでもかなり面倒に感じるはずだ。しかしMate タイプMCでは、接続したキーボードから「Alt」キーと「P」キーの同時押しで電源を投入できるため、利便性が損なわれることもない。

キーボードから電源を投入できる

そして、小型といっても性能は十分。CPUにはCeleronから第6世代インテル Core iプロセッサーまで搭載でき、ストレージにはSSDも選択できる。文書やプレゼン資料の作成といった作業であれば、処理能力の重さに悩まされることなく作業できる。また、小型ボディでも映像出力のDisplayPortを2系統用意するため、マルチディスプレイ環境も構築可能。これも、作業効率を高めるという意味で重要なポイントとなる。

デスクトップPCは大きくて置き場所に困る、というイメージはもはや過去のもの。その存在を意識せず利用できるMate タイプMCなら、デスクワークの効率を大きく高めてくれるはずだ。

フリーアドレスならクラムシェルノートPCがベスト

近年のオフィスで増えているのが、社員個別の専用デスクを用意せず、好きな場所に座って業務を行う、フリーアドレス。もともとはコスト削減の一環として登場してきたものだが、近年では部署の枠を超えてコミュニケーションが自由に行えるようになり、新たなアイデアを生み出す原動力になるなど、当初想定されていなかった利点に注目が集まっている。

ただ、フリーアドレスでは各社員の持ち物をデスクに置いておけなくなり、業務で利用する備品や私物を、各社員に割り当てられたロッカーなどで管理する必要がある。当然、PCも同様の管理となるため、特定の場所に設置して利用するデスクトップPCは使えず、持ち運び可能なノートPCで業務を行うのが基本となる。

そういったフリーアドレスで活用するノートPCに求められる機能は、デスクトップPC同等の利便性を確保しつつ、手軽に持ち運べるというものだろう。そして、その機能を満たす製品が、「VersaPro UltraLite タイプVM」だ。

VersaPro UltraLite タイプVM

VersaPro UltraLite タイプVMは、14型フルHD液晶を搭載しながら、16.9~18.8mmという薄さや最軽量構成時約1.38kgという軽さであり、軽々と持ち運んで利用できる点が特長。一般的なモバイルノートPCよりも液晶画面が大きく、文字などの視認性に優れるのはもちろん、横幅にも余裕が生まれキーボードも余裕のピッチを確保し、入力作業もスムーズに行える。かといって、15型以上の液晶を搭載するノートPCよりもコンパクトかつ軽量なので、フリーアドレスで座席を確保する場合などに本体を持ち運ぶ場面でも楽だし、ロッカーなどへの収納性も優れる。当然、このコンパクトさと軽さなら、モバイル用途への応用も可能だろう。

14型の大画面や余裕あるキーボードレイアウトが作業性を高める

薄型・軽量でさっと持ち運べるボディ

ロッカーなどにも収納しやすい

もう一点、内蔵ストレージにSSDを採用する点も見逃せない。持ち運んで利用するノートPCでは、本体落下などのトラブルは避けられない部分があるが、内蔵ストレージに可動部分がなく衝撃に強いSSDを採用することで、保存データ消失のリスクを軽減できる。ビジネスで利用するPCにとって、この点も大きな魅力となるはずだ。CPUには第6世代インテル Core i5プロセッサーを搭載するので、フリーアドレスでの利用はもちろん、専用デスクで利用するPCとしても十分その役割を果たしてくれるだろう。

内蔵指紋センサを選択可能

HDMI、mini DisplayPort、有線LAN、USB 3.0ポート×3(1ポートは左側面)などを装備

ビジネスの効率を高めるアプリも用意

今回紹介している製品のうち、タブレットPCのVersaPro タイプVSと、クラムシェルノートPCのVersaPro UltraLite タイプVMには、指紋認証センサを搭載でき、手軽にログオンセキュリティを高められる。また、すべての製品でTPMチップを搭載し、暗号化も含めた高いセキュリティ機能も利用可能だ。

また、NECのビジネスPCには、Webカメラを用いて顔認証によるWindowsログオンを可能とする顔認証アプリ「NeoFace Monitor スタートアップ版」のライセンスも標準で付属する。顔認証にはPC搭載のWebカメラだけでなく、安価なUSB接続のWebカメラを利用できるので、デスクトップPCでも利用可能だ。

ちなみに「NeoFace Monitor」は有償ライセンス版も用意されており、そちらは顔認証によるWindowsログオンに加えて、サーバーと連携した顔認証によるドメインへのログオン機能、常に利用者を監視しつつ利用者が離席したら画面をロックするといった機能を提供。さらに顔認証とパスワードによる二要素認証にも対応。利用者の利便性を損なうことなく優れたセキュリティ性が確保できるという意味で、非常に有用なアプリだ。

NeoFace Monitor

また、画面共有アプリ「DisplayNote NEC Edition スタートアップ版」のライセンスも標準で付属し、便利に活用できる。これは、あるPCで表示している画面を、複数のPCで共有できるアプリで、例えば会議で資料を表示しているPCの画面を参加者全員のPCに表示できる。また、画面の共有だけでなく、参加者全員がその画面にアイデアなどの書き込みといった編集も行える。もちろん、全員で書き込んだ資料の共有も可能。業務グループでの情報共有などに便利に活用できるはずだ。

DisplayNote NEC Edition スタートアップ版

Windows 10はビジネスPCでも使いやすい

リリース後1年、使い勝手や安定感も増してきたWindows 10

NECのビジネスPCには、OSとして標準でWindows 10を採用している。Windows 10が登場して1年以上が経過し、利用しているPCのOSをWindows 10に移行させる企業も増えてきており、ビジネスシーンでもWindows 10の利用が標準になりつつある。業務によっては、利用するソフトウェアの問題から、まだWindows 10へと移行できない場合もあるかもしれない。しかし、業務で利用する周辺機器のWindows 10への対応も進んできており、文書や書類、プレゼン資料などの作成が中心となるPCでは、Windows 10に移行しても問題が発生する可能性はほぼなくなっている。

Windows 10では、従来よりも動作が高速になっているだけでなく、ドライブ暗号化機能「BitLocker」などの高度なセキュリティ機能も搭載しており、より安全に利用できるOSに進化している。こういった点でも、Windows 10はビジネスPCに適したOSと言える。 利用するハードウェアやソフトウェアの制限から、どうしてもWindows 7を利用する必要がある場合を除いて、基本的にはWindows 10の利用をオススメする。

このように、NECのビジネスPCには、幅広い業務に柔軟に対応できる豊富なラインナップがそろっている。ビジネスで利用するPCは、業務を遂行するためのツールであるが、どれでも同じように使えるわけではなく、その仕様によって業務の効率が大きく左右される。そう考えると、業務用のPC選びも慎重に行うべきだ。そして、NECのビジネスPCなら、必ず満足できる結果をもたらしてくれるはずだ。