イベントレポート

800g未満で有線LANも搭載した“dynabook 30周年記念”の13.3型モバイルノート

dynabook 30周年記念モデル

 8日(米国時間)より開幕した「CES 2019」にて、シャープ株式会社は一般公開ブースを出展している。

 同ブース内では、同社傘下のDynabook株式会社が、近日中の国内発売が予定されているという「dynabookブランド30周年」を記念したモバイルノートPCの参考出展を行なっていた。

 30周年記念モデルは、13.3型液晶ディスプレイを搭載したモバイルノートPCで、とくに軽量化に注力しており、本体の構成にかかわらず1kgを切る設計で、展示機の構成なら800g未満だという。

 国内向けに開発されていることから、前述の軽量設計ながら、Gigabit EthernetやHDMI出力を備えるなどインターフェイスも充実しており、多方面落下テストによる堅牢性もアピールされていた。

 仕様の詳細は確認できなかったが、「Core i5 8th Gen vPro」のシールが貼られており、vPro対応のモバイル向け第8世代Core i5プロセッサは「Core i5-8350U(4コア/8スレッド、1.7GHz)」しかないため、同CPUを搭載するとみられる。

側面。USBポートとEthernet搭載
ACアダプタポートとType-C、HDMI
背面
Core i5搭載

 展示されていた同じ13.3型液晶搭載のモバイルノート「dynabook U63」と比較すると、ベゼルが細くなっておりフットプリントが小さくなっているほか、U63はEthernet非搭載だが、それと同じか若干薄い本体厚となっており、小型化も図られている。

dynabook U63(左)との比較
dynabook U63はEthernet非搭載

 説明員によれば、国外での発売については未定で、国外市場では、タッチパネルやWAN機能などの需要が強く、キーボードも日本語配列のため、国外向けに投入する場合は製品を再度設計する必要があり、市場の反応次第で検討するとのことだ。