米Intelは21日(現地時間)、グラフィックス機能およびメモリコントローラ機能を統合した新プロセッサから構成される新Atomプラットフォームを発表した。
Atom D510 |
開発コード名Pine Trailで知られる、モバイル向けの新プラットフォーム。現行のAtomプロセッサをベースに、これまでチップセットに含まれていた、グラフィックス機能とメモリコントローラを統合。グラフィックス機能を統合するIntel製x86 CPUはこれが初。
また、チップセットを含め、45nm High-Kメタルゲートプロセスを採用したことで、パッケージを小型化し、平均消費電力は2割削減した。
プロセッサー・ナンバーは、ネットブックなどモバイル向けがAtom N450(シングルコア、1.66GHz、TDP 7W)、デスクトップ向けがAtom D410(シングルコア、1.66GHz、TDP 12W)と、Atom D510(デュアルコア、1.66GHz、TDP 15W)。
従来のサウスブリッジ機能に相当するチップセットはIntel NM10 Expressが共通で用いられ、CPU含め2チップ構成となる。
搭載機器は2010年1月4日以降、主要メーカーから80モデル以上が発表される予定。
(2009年 12月 21日)
[Reported by 若杉 紀彦]