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MINISFORUM、第12世代Core+RX 6600M搭載の高性能ゲーミングミニPC

NAG6

 株式会社リンクスインターナショナルは22日、同社が国内代理店を務めるMINISFORUM製ミニPCの新製品発表会を開催。Core i9-12900HとRadeon RX 6600Mを組み合わせたハイエンドゲーミングミニPC「NAG6」のほか、今後発売予定の製品について紹介した。

 なお、発売時期および実売予想価格、製品仕様などはあくまで現時点での予定となるため、今後変更となる可能性もあるとしている。

NAG6

NAG6

 NAG6は、Core i9-12900HとRadeon RX 6600Mを搭載したミニPC。現時点では2023年2月以降の発売を予定しており、実売予想価格は15万8,900円前後の見込み。

 CPUに14コア/20スレッドで最大5GHz駆動を実現するCore i9-12900Hを搭載し、ディスクリートGPUとしてRadeon RX 6600Mを備え、高いグラフィックス性能を実現したのが特徴。製品の位置付けとしては後述のHX99Gと同様のハイエンドゲーミングPCだとしているが、ケースは異なるデザインのものを採用しており、冷却機構もトリプルファンと大型ヒートシンクの組み合わせとなる。

 メモリは32GB、ストレージは512GB SSDを内蔵。最大4画面映像出力に対応し、2.5Gigabit Ethernetも備える。

Core i9-12900HとRadeono RX 6600Mの組み合わせを採用
主な特徴
背面
左側面
右側面

HX99G/HX90G

HX99G

 HX99Gは、Ryzen 9 6900HXとRadeon RX 6600Mを搭載したフラグシップミニPC。現時点では12月の発売を予定しており、実売予想価格は18万2,980円前後の見込み。

 NAG6と同様にディスクリートGPUとしてRadeon RX 6600Mを搭載。CPUは8コア/16スレッドで最大4.9GHz駆動のRyzen 9 6900HXを採用しており、デュアルファンと大型ヒートシンクにより冷却性を確保した。GPU側のファンは低負荷時に回転が停止するセミファンレス設計で、静音性にも配慮したとする。

 メモリは32GB、ストレージは512GB SSDを内蔵。インターフェイスはUSB4×2、USB 3.1×3、USB 3.0 Type-C、USB 3.0、2.5Gigabit Ethernet、HDMI×2などを装備し、USB4とHDMIによる最大4画面映像出力も可能となっている。

Ryzen 9 6900HXとRadeon RX 6600Mを搭載
主な特徴
HX99G
背面
左側面
右側面

 また、HX99Gに先行するかたちで、CPUに1世代前のRyzen 9 5900HXを搭載した「HX90G」を11月26日に発売する。HX99Gの下位モデルのような位置付けで、CPUの変更によって価格を抑えており、実売予想価格は16万3,390円前後の見込み。

CPUにRyzen 9 5900HXを採用し、価格を抑えたHX90Gも用意

UM690

UM690

 UM690は、ディスクリートGPUを内蔵しないミドルレンジ向け製品。現時点では2023年2月以降の発売を予定しており、実売予想価格は12万3,800円前後の見込み。

 Ryzen 9 5900HXを搭載する「HX90」の直接的な後継機にあたる製品となる。CPUをRyzen 9 6900HXへ強化する一方、筐体はUM480などと同様のよりコンパクトなものへ変更した。

 メモリは32GB、ストレージは512GB SSDを内蔵。2.5Gigabit Ethernetを備え、HDMIとUSB Type-Cによる最大3画面映像出力も行なえる。

HX90からCPUを強化しつつ、筐体を小型化した
主な特徴
UM690と同様の筐体を使用するUM480が展示されていた。非常にコンパクト

NUCXI7

NUCXI7

 NUCXI7は、幅が26.5mmと非常にスリムなゲーミングPC。すでに予約は受付中で、発売は11月26日。実売予想価格は20万4,890円前後の見込み。

 ゲーミングノートPCのベース部分を立てたような形状で、CPUにはCore i7-11800H、GPUにはGeForce RTX 3070 Laptopを搭載。デスクの限られたスペースにも置きやすいスリムな設計ながら、高い性能を発揮できるとする。

 メモリは32GB、ストレージは512GB SSDを内蔵。インターフェイスはThunderbolt 4、USB 3.1×3、2.5Gigabit Ethernet、HDMI、SDカードスロットなどを装備し、2画面映像出力も行なえる。

ノートPCのベースを立てたようなデザインで、幅は26.5mmとスリムな設計
主な特徴
片面にはドクロマーク
もう片面は広く通気口を用意している

TH80

TH80

 TH80は、薄さ36mmの筐体が特徴のミニPC。すでに予約を受け付けており、発売は11月26日。実売予想価格は9万6,800円前後の見込み。

 薄型設計により、モニタースタンドの下など高さが限られたスペースにも設置可能。付属のVESAマウンタによりモニター裏への設置も行なえる。

 CPUはCore i7-11800H、メモリは16GB、ストレージは512GB SSDを内蔵。2.5Gigabit Ethernetも備える。

主な特徴
薄さ36mmの筐体はモニタースタンド下などにも配置しやすい

ゲーマー/クリエイターに向けたハイエンドも拡充

MINISFORUM CEOの王懐斌氏

 発表会では、MINISFORUM CEOの王懐斌氏がビデオメッセージで登場した。MINISFORUMではこれまで、特色のあるミニPC製品を展開。国内でも2021年にリンクインターナショナルとの代理店契約により、協力しながら事業を展開しているとし、今回の新製品を含め、今後もイノベーションを続けていくとした。

 また、今回発表したHX99Gなどのハイエンドモデルは、これまでのラインナップではカバーできなかったゲーマーやクリエイター層にも活用してもらえる製品だとしており、両社では今後、これまでのコストパフォーマンスに優れた機種だけでなく、ハイエンドモデルも拡充していくという。

今後リンクスインターナショナルが発売を予定しているMINISFORUM製品
今回展示されていた製品