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Google、漏洩したパスワードをワンタップで変更できる新機能

パスワード自動変更機能

 米Googleは18日(現地時間)、パスワード管理機能の強化などを含む、Googleアカウントのセキュリティおよびプライバシー関連の機能改善について発表した。

 パスワード管理機能では、Chromeがパスワードの漏洩を検出する機能を強化。対象のWebサイトに対応している場合、Google Assistantが「Change Password(パスワードを変更)」ボタンを表示する。ユーザーはボタンをタップするだけで、Webサイトに移動することなくパスワードの変更を完了できる。なお、自動で変更できる場合でも、ユーザーが手動で変更することは可能。

 これは同社が2019年のGoogle I/Oで発表した「Duplex on the Web」技術を利用して実現した機能。Google AssistantがWebサイト上での操作を支援するもので、音声指示に従って予約フォームなどを埋めるといったことができる。

 自動パスワード変更機能は、Android版Chrome向けに順次実装中。パスワード同期機能を利用しているユーザーが利用でき、米国を皮切りに今後数カ月間かけて利用可能地域を拡大していく見込み。対応Webサイトについても今後数カ月かけてさらに増えていく予定だという。

Quick Delete
Locked Folder

 プライバシー関連機能では、アカウント画面に直近15分間の検索履歴をワンタップで消去できる「Quick Delete」機能を追加。またGoogle Photoに、他人に見られたくない画像をまとめて保管し、パスコードや生体認証で保護できる「Locked Folder」機能を新たに用意した。

 そのほか、Android 12では「Privacy Dashboard」を追加。どのアプリがカメラやマイク、位置情報にアクセスしたかをタイムライン形式で確認できるもので、無効化も簡単に行なえる。位置情報については、アプリに提供する情報の精度が変えられるようになる。