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Zoom、全会議でパスワード必須化などセキュリティ強化

 Zoomは、先週末にリリースしたアップデートにて、Zoomアカウントのオーナーおよび管理者が「PMI(Personal Meeting ID)」を無効化できるようにしたと報告している。

 PMIは同じIDかミーティングリンクを使えば、誰でも会議に参加できてしまうというセキュリティ上の問題がある。PMIを無効化できるようにすることで、こうした危険性をなくすとともに、個々のユーザーにセキュリティを任せずに済むようになる。このオプションはアカウントかグループレベルで適用可能。

 PMIが無効化された場合、ユーザーがPMIを使って会議に参加しようとすると、その旨が通知されるようになる。このオプションを指定する以前に組まれている今後の会議については、改めて組み直す必要がある。なお、インスタントミーティングについてはこれまでどおり、ランダムで生成されるIDで参加できる。

 Zoomは引き続きPMIを利用したい場合について、ミーティングパスワードを設けること、ホストより前の会議参加無効化、待機室の有効化、参加への認証済みユーザーの要求、会議開始後のロック、参加者のミュートを推奨している。

 また、5月9日に一般ユーザー向けのアップデートが提供予定で、すべての会議でパスワードが要求されることになる。新しい会議だけでなく、以前に設定された会議、そしてPMIが使われている会議が対象。さらに、待機室が標準で有効化、画面共有の特権が標準でホストのみのものとなる。