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SK hynix、TLC 4D NAND採用の企業向けPCIe 4.0 SSDをサンプル出荷

~2020年後半には128層TLC 1Tb 4D NAND搭載製品も予定

PE8010、PE8030、PE8111

 韓国SK hynixは7日(韓国時間)、PCI Express 4.0接続のエンタープライズ向けSSD「PE8010」および「PE8030」のサンプル出荷を開始した。

 両製品ともに、96層のTLC 4D NANDフラッシュと自社製コントローラを搭載し、最大容量8TBを実現するNVMe SSD。U.2およびU.3フォームファクタに対応し、PE8010はリード負荷の高い用途に、PE8030はリード/ライトがどちらも発生する用途にそれぞれ最適化されている。

 PCI Express 4.0接続で低消費電力なSSDのなかでは非常に高い性能を発揮するとしており、どちらの製品もシーケンシャルリード最大6,500MB/s、同ライト3,700MB/s、ランダムリード最大110万IOPS、同ライト32万IOPSを実現する。2019年に同社が発売した製品と比較して、PE8010の場合でシーケンシャルリードは103%、ランダムライトでは357%の性能向上を果たしたという。

 そのほか、128層TLC 1Tb 4D NANDフラッシュを搭載した「PE8111」についても、EDSFF 1U Longフォームファクタを採用した16TBモデルを開発中で、2020年後半にもサンプル出荷を開始する見込み。将来的には32TBモデルの展開も予定しているという。