4月6日から9日までの4日間の間、幕張メッセでコンピュータ関連のトレードショウ「COMDEX Japan '98」が開催されました。
今回のCOMDEXでは、もとApple ComputerのCEOを10年間務めたジョン・スカリー氏の基調講演や、Windows NT 4.0のマルチユーザー版である「Windows-Based Terminal」の発表などが行なわれました。
また、台湾や韓国をはじめとする海外からの出展も目立っていました。
インテル株式会社は、ノートPC用のCPU「モバイルPentium II」を発売しました。クロックは233MHzと266MHzの2種類が用意され、いずれも0.25ミクロンルールプロセスで生産されています。
また同時に、モバイルPentium II対応の新チップセット「モバイル440BX」も発表されました。こちらは、82443BXと72371ABの2チップ構成となっており、ACPI対応などモバイル向けの機能が盛り込まれています。
●ケンウッド、40倍速CD-ROMドライブで、周辺機器業界へ参入
音響機器メーカーのケンウッドは、アメリカのZEN Research社と共同で40倍速CD-ROMドライブの開発に成功、PC周辺機器事業に参入すると発表しました。また、アメリカ市場では、同製品のハイエンドPC向けOEM出荷も、予定しています。
今回発表された40倍速CD-ROMは、従来のCD-ROMドライブの読みとり方法とは異なり、7トラックを同時に読み込むことで、データ転送速度をあげています。
マイクロ総合研究所は、SOHO向けの低価格ルータ「NetGenesis4」を発売しました。
NetGenesis4は、現在販売されているルータの多くがDSU、10BASE-Tハブ、TAなどの機能をすべて持った商品であるのに対して、すでにユーザーが持っているモデムやTAを活用するためのルータである点が、この商品の大きな特徴となっています。
また同時発表となった、モデム「MR560XL」の限定版スケルトンモデルも注目です。