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今週のトピックス


●セガバンダイ、一転して合併解消

 バンダイは27日に行なわれた臨時取締役会で、1月に合意していたセガ・エンタープライゼスとの合併計画を解消し、業務提携を検討、推進することを発表しました。

 バンダイの山科社長は、記者会見席上で合併解消の理由を「企業文化の溝と、具体的な相乗効果が不明な点」とし、「非常に残念である」と発言しました。合併が、一転して業務提携となったわけですが、提携内容としては「キャラクターエンタテインメントショップなどの展開」や、「バンダイのキャラクターを使った新たなマルチメディア商品の展開」などがあがっています。


●Pentium II値下げ相次ぐ

 今月7日に発売されたインテルの次世代主力CPU「PentiumII」を搭載したパソコンの値下げ合戦が早くも始まっています。

 エプソンダイレクトが、価格を当初設定価格から35,000円安い310,000万円に設定したのを皮切りにゲートウェイ2000、デルコンピュータも値下げを断行しました。各社とも20万円台後半から30万円前半をにらんだ価格となりそうです。今回の値下げはPentium II搭載機の市場適正価格を探る意味もありそうです。


●I/OデータがAOPENと提携、K6のODPも。

 アイ・オー・データ機器は、台湾Acerの関連会社であるAdvanced Information Incと提携し、AOpneブランドのコンポーネント類の販売やサポートを開始すると発表しました。

 製品内容としては、Pentium II用マザーボードなどアイ・オー・データのラインアップにないものを優先すると発表しています。

 また、MMXテクノロジPentium OverDriveプロセッサの登場や、K6の登場、メルコのマザーボード「MTMV-XT5」とK6 PR233の組み合わせなど、新技術を取り込んだパソコン部品関係の話題が盛り上がっています。


●パソコン・メーカー決算出そろう

 国内パソコン関連メーカー各社の、平成8年度決算概要が発表されました。

 特に好調だったのがNECで、連結決算は減益となりましたが、単独決算で、売上高は前期比16.8%増の4兆298億円と過去最高を記録しました。半導体部門は落ち込みましたが、通信機器やコンピュータ部門が好調な伸びを見せました。

 また、松下電器の決算も情報通信関連分野の好調に支えられ、売上高が前期比8%増、経常利益が39%増の増収増益、過去最高の売り上げを記録しています。

 各社ともパソコン関連事業が好調で、順調に業績を伸ばしているようです。


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ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp