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今週のトピックス


●日本AMD、MMX対応のx86互換CPU「K6」を発表

 日本AMDが、MMX対応のx86互換CPU「K6」を発表しました。K6はデスクトップPC用プロセッサで、Pentiumと同じSocket 7に差し替えできることで注目を集めています。同社ではWindows環境で、Pentium Proを上回る性能を持つとしており、166から233MHzまでの3種類を発売する予定です。1,000個ロット時の価格は、31,000から62,800円となります。

 K6を搭載したパソコンは、すでにいくつかのメーカーが発表しており、コストパフォーマンスにすぐれていることから、順次市場に浸透していくことが予想されます。

 なお、インテルからMMXの名称使用停止を求めて訴えられている問題について同社では、日本以外では依然係争中であるとしながらも、日本ではすでにインテルがMMXの名を商標登録しているため、現在AMDでもMMXの名称を使えるよう努力しているとコメントしています。


●松下と富士フイルム、相次いで小型のデジタルカメラを発売

 松下電器産業と富士写真フイルムは、相次いで小型のデジタルカメラを発表しました。松下のものは、2月に米国で発表されたモニター付きでは世界最小のデジタルカメラ「PalmCam」の日本版「COOLSHOT II」。1.8インチのカラー液晶モニタを搭載しながらサイズはクレジットカード大で、重さも158gとコンパクトです。発売は5月1日で、本体価格は64,800円ですが、パソコン接続キットは別売で予価13,800円となっています。

 一方、5月1日発売の富士「DS-10」は、39,800円という低価格が魅力です。液晶モニターこそついていませんが、同社のヒット商品DS-7と同等の機能がCOOLSHOT IIより一回り大きなボディに収められています。こちらも160gと軽量です。

 液晶モニタ付きながら、若干高価なCOOLSHOTIIと、液晶モニターを省いて低価格を実現したDS-10と、対照的なアプローチの両製品ですが、今後の売れ行きが気になるところです。


●COMDEX/Japan '97レポート

  4月8日から11日まで幕張メッセにおいて「COMDEX/Japan '97」が開催されています。出展企業は300社を数え、来場予定の事前登録者も82,000人を超える大規模なイベントになっています。

 PC Watchでも、連日会場の模様をお伝えしておりますが、コンピュータ業界の専門家を対象にした「商談の場」と位置付けているだけあって、通常の一般消費者を対象としたお祭りのような展示会とは一味違った雰囲気が溢れています。

 なお、原則として入場は事前登録制となっていますが、当日でも5,000円を支払えば入場することができます。


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ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp