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今週のトピックス


●米Apple Computer社がリストラプランを公開

 米Apple Computer社は現地時間の14日、かねてから予告されていたリストラクチャリングプランを公開しました。今回は2,700名の人員削減をはじめ、特に製品開発計画について大ナタが振るわれました。

 具体的には、OpenDoc、Cyberdog、OpenTransportのアップデ-トの停止、Mac OS のアップデートスケジュ-ルの変更などが明らかにされました。

 これを含め、QuickDraw GX/Video conferancing/AIX Servers/Game Sprockets API/Mac OS Toolsなどの開発が事実上中止される見込みです。

 また、ピピンについてもアップルブランドでの発売の中止、ニュートンについても全体の再検討が明らかにされ、アップル再生のための痛みを伴った厳しいリストラとなりそうです。


●インテルが「MMX」の名称の使用停止を求めてAMDとCyrixを提訴<

 米Intelは、現地時間14日、「MMX」の名称使用停止を求めてAMDとCyrixをデラウェアの連邦地裁に提訴したと発表しました。

 それによれば、AMDとCyrix両社のMMXの名称を冠した製品は、IntelのMMX技術に対する巨額の投資を不当に活用するものであり、また結果的にそれは消費者の購買意志を混乱させるものであるとしています。

 AMDとCyrixは、Intelの MMX対応Pentiumと同様の機能を持つ自社開発CPUにつき「MMX」の名称を表記した文書を配布しており、Intelでは、'96年秋から抗議を行なっていましたが、今回、訴訟に及んだというものです。

 この提訴に対してAMDではIntelの提訴は意味の無いものであり、発売間近のAMD-K6 MMXプロセッサーの出荷を遅らせるためのものであると反論しています。


●米Hayesが、x2技術で知られる米Cardinal Technologies社を買収

 米Hayesは、13日、x2(エックス・ツー)技術の開発で知られる米Cardinal Technologies社の買収を発表しました。買収価格は明らかにしていないものの、HayesがCardinalの全株式を買い取る方針で政府の承認が得られれば、3月末にも買収が完了する見込みです。

 この合併は、U.S.Robotics社などが支持するCardinalのx2技術を獲得することが目的であるとみられています。

 この合併によりHayesは、K56Flex技術を用いた製品とx2技術による製品の両方を取り扱うことになります。しかし主力となるのはHayesブランドで販売されるK56Flex製品で、今年の総出荷量の93%を占めると予想されています。なおx2製品は、一般家庭やSOHOを対象に同社保有の「Practial Peripherals」ブランド事業部を通して販売され、残り7%を占めると予想されています。


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