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今週のトピックス


●東芝、スマートメディアをFDDで読み書きできるアダプタを出荷開始

 東芝は、スマートメディアをフロッピーディスクドライブで読み書きできるアダプタ「FlashPATH(フラッシュパス)」のサンプル出荷を3月中旬から開始します。このアダプタはデジタルカメラなどで使われている切手サイズのフラッシュメモリー「スマートメディア」を3.5インチフロッピーディスクドライブで読み書きできるようにするというものです。
 従来スマートメディアの読み書きにはPCカードスロットが必要で、ノートパソコンでの利用が中心であっただけに、一般的なデスクトップパソコンでスマートメディアの利用を可能にするこのアダプタの価値は非常に高いものがあります。
 小型のカード型フラッシュメモリーは、数種類が乱立していましたが、このアダプタによりスマートメディア陣営にとっては有利なポイントとなりそうです。

●東芝、32kbpsデータ通信対応PHS電話内蔵の携帯情報端末、「GENIO」を発表

 東芝は、PHS電話を内蔵した携帯情報端末「GENIO(ジェニオ)PCV100」を4月25日から発売します。価格はオープンプライスですが、店頭では5~7万円台で販売される見込みです。
 「GENIO PCV100」は、PHS電話機とPDAを統合した製品で、電子メールやWebブラウジングの機能も備えています。データ通信は、DDIポケット電話グループの「αDATA32」サービスに対応しており、業界標準規格「PIAFS方式」およびDDIポケット独自の「αDATA」の両方の通信機能を標準で搭載しています。
 4月のPHSの32kbpsデータ通信サービスの開始を機に、このタイプの携帯情報端末市場への各社の参入が予想されるところです。

●フォトエキスポ

 日本写真工業会及び日本写真・映像用品工業会主催の「フォトエキスポ'97」東京が、28日より池袋サンシャインシティで行なわれました。今年は第2会場の約半分がデジタルカメラのコーナーとなり、12社のブースが軒を連ね、多くの新機種や試作機が展示されました。
 なかでも、旭光学工業の試作機「EI-C90」は、はじめて手が触れられる状態で展示され注目を集めました。「EI-C90」は、小型軽量で、PCMCIA Type2のメモリカードが使え、TIFF形式の非圧縮記録が可能、液晶モニターと本体は別々にバッテリーを持つなど、プロ・セミプロなどの用途を意識したデジタルカメラとなっています。発売時期、価格などはまだ未定とはいえ、カラーの専用カタログも配布されており、発売時期が近いことを伺わせました。

●一太郎8発売

 ジャストシステムは、ワープロソフト一太郎の最新版「一太郎8(はち)」を2月28日に発売しました。
 新バージョン一太郎8は、昨年9月の一太郎7(セブン)発売からわずか半年たらずでのメジャーバージョンアップであることや、Microsoft Office 97の発売予定日とほぼ同時期の発売であるということで注目されています。
 しかし、一太郎7の発売時ほどジャストシステムが積極的なプロモーションを行なっていないこともあり、店頭での盛り上がりは今一歩のようです。


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ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp