トレーディングカードブームの火付け役
マジック:ザ・ギャザリング完全日本語版
次に紹介するのは、もともとカードゲームの大ヒット作「マジック:ザ・ギャザリング」。現在のトレーディングカード(交換することが目的のカード)のブームの火付け役として、あまりにも有名だろう。60枚のカードが入ったスターターキットを購入し、15枚入りのブースターパックでカードを追加。自由に組み合わせて自分だけのデッキ(組み合わせのようなもの)を制作し、ライバルと戦っていく。手に入るカードはランダムなので、強力なレアカードを求めて投資を続けるプレイヤーも少なくない。
このカードゲームが初めて世に出たのが93年の9月。当初は生産数もあまり多くなく、日本にはほとんど入ってくることはなかった。国内では、94年の春頃から輸入版を見かけるようになり、あちこちで英語で書かれたルールやカードの意味についての情報交換や、実際のプレイが行なわれるようになった。その後、日本語版が発売されて誰にでも楽しめるようになり爆発的にヒット。4年目を迎えた今年、このパソコン版の登場に至っている。
パソコン版に使用されているカードは“第4版”を中心に構成されている。現在の最新版は“第5版”で、この間にもいくつかのバージョンが発売されているため若干古くなっている感もあるが、先頃、英語版にはその後の版を埋めるサプリメントが登場し、日本語版も発売が予定されているようだ。本来は人間相手にプレイした方が楽しいカードゲームだけれど、対戦相手がいないとか、ルールがよくわからないとか、なかなか時間が取れないという方も多いだろう。そんなときに、まずこのパソコン版からプレイしてみるといいかもしれない。「マジック:ザ・ギャザリング」とはどんなゲームなのか、どんな魅力があるのかは、十分に感じることができるはず。すでにパソコン版で初めてプレイしてからカード版を始め、公式の大会でかなりの上位に名を連ねているプレイヤーもいると聞く。もしかしたら、次のチャンピオンはパソコン版プレイヤーの中から生まれるかもしれないのだ。
□メディアクエストのホームページ
http://www.mmq.co.jp/top/top.html
□「マジック:ザ・ギャザリング完全日本語版」の紹介ページ
http://www.mmq.co.jp/pc_game/hot_com.html