通信ゲームの新しい楽しみかたを提示した傑作ゲーム
DIABLO
「ファイナルファンタジーVII」がコンシューマ機のゲームシーンの立て役者だとすれば、この「DIABLO」はパソコンのゲームシーンの立て役者だといって間違いはないだろう。ソフトの発売前から、ネットワークなどで流通した体験版に話題が集中。一時期は、どこの編集部に行っても「DIABLOやった?」が合言葉のようになっていたのを覚えている。
ただダンジョンに入って敵を倒していくだけの単純なシステムながら、入るたびに変化するマップ、数知れぬ種類のアイテム、そして、なによりインターネットを介して世界中のプレイヤーと同時に同じ冒険を共有できる楽しさ。初めてのプレイ相手がアメリカとフランスと香港からのアクセスだと知ったときは、文字通り震えが走ったものだ。その後、何十回(もっとか?)となくPK(註:他のプレイヤーを殺すことに楽しみを見出す人々。Player Killerの略。または、彼らに殺されてしまうこと)されてもやめられないのは、この誰とでもプレイできる楽しさを知ってしまったからにほかならない。
インターネットへの接続環境が整っていてゲームに興味のある方なら、大半はプレイしたことがあるのではないかと思うけれど、もしもまだ未体験というのであれば、ぜひ一度試してみてほしい。ネットワーク環境がもたらした、ゲームの質そのものの変革を肌で実感できるせっかくのチャンスなのだから。
□ソースネクストのホームページ
http://www.source.co.jp/news/index.html
□「DIABLO」の紹介ページ
http://www.source.co.jp/products/dia31.html
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