一見ギャルゲー、その実態はこだわりのシミュレーション
パワードール2
登場人物がすべて女性という、一見“ギャルゲー”とも取られがちなシミュレーションながら、プレイしてみると予想外の硬派な内容に驚かされるかもしれない。なめてかかると手痛いしっぺ返しをくらうだろうから、腰を据えてじっくりと取り組むようにしたい。
システムには“行動ポイント制”を採用。“行動ポイント制”とは、各ユニットの持つ行動ポイントを消費しながら、移動や射撃などを行なっていくというシステム。ポイントの範囲内であれば何度でも行動することができるので、移動・射撃・射撃・移動・隠蔽といった一連の行動を1ターンの間に行なうこともできる。また、同じ射撃でも通常射撃と精密射撃では消費ポイント数が異なるなど、実際の戦闘に近い感覚を再現できるシステムになっているのが特徴だ。戦闘の前には状況が説明され、任務を与えられた後に作戦立案を行なう。これは作戦開始時刻や部隊編制、侵攻ルートなどを決定するもので、作戦しだいで戦況は有利にも不利にも働くことだろう。
パソコンからの移植となる「パワードール2」。このプレイステーション版には兵器や武装のデータベースも収録されている。細部までこだわって作り込まれたゲームだけに、歯ごたえのある戦闘を体験することができるはずだ。
□アスキーのホームページ
http://www.ascii.co.jp/
□「パワードール2」の紹介ページ
http://www.ascii.co.jp/ascii/et/catalog/ps/ps_powerdoll2.html