会員制データ提供サービスの「日経マーケット・アクセス」は、2000年のDirect RDRAMの生産量予測を発表した。2000年の128/144MbitのDirect RDRAMの生産数は2億7千万個と予測しており、bit換算でDRAM全体の16%を占めるとしている。
生産拡大の理由としては、出荷延期が要因となってPC向けの需要が立ち上がらなかったIntel 820の出荷が開始され、2000年に向けてPC向け需要の拡大が期待できるとしている。また、ソニー・コンピュータエンタテインメントが2000年3月に発売を予定している「プレイステーション2」がDirect RDRAMを搭載し、東芝と韓国のサムスン電子が供給することも一因としている。
また、現在のDirect RDRAMの生産状況について、サムスン電子が10月下旬に生産を再開し、NECも量産を開始、東芝も生産量を増やすなど、主要メーカー3社が増産に向かっていると述べている。上記3社に現時点では量産に入っていない独Infineon Technologiesを加えた4社で市場の75%のシェアを占めるとしている。
□日経マーケット・アクセスのホームページ
http://ma.nikkeibp.co.jp/MA/
□ニュースリリース
http://ma.nikkeibp.co.jp/MA/guests/release/991217rdram.htm
('99年12月17日)
[Reported by date@impress.co.jp]