米Quantumは、自社の3.5インチ5,400回転／分のHDD「FireBall lct10」が、対抗商品に比べ静粛であるとのテスト結果を発表した。Quantumの依頼により、音響コンサルティング会社Charles M. Salter Associatesによってテストが行なわれた。それによれば、FireBall lct10の騒音がアイドル時で27.8dB、シーク時で32.5dBなのに対し、他社製の5,400回転／分ドライブは、アイドル時で32dB以上、シーク時で35dB以上であったとしている。
　Quantumではこの結果は自社のハードディスク騒音低減技術「QDT」によるものとしており、より高速なドライブについても順次採用していく。

　テスト結果については、Quantumの依頼によって行なわれたものであることを考慮する必要はあるが、このようなリリースが発表される背景として、PCおよびホームサーバーなどがリビングルームなどで使用される機会が増え、HDDの静粛性が新しい訴求点となったことがうかがえる。

□Quantumのホームページ（英文）
http://www.quantum.com/
□ニュースリリース（英文）
http://www.quantum.com/quantum/pc/pr/pr99120601.htm
□QDTホワイトペーパー（英文）
http://www.quantum.com/src/whitepapers/wp_qdt.htm
□Charles M. Salter Associatesのホームページ（英文）
（12月8日現在、この件に関する情報は掲載されていない）
http://www.cmsalter.com/

('99年12月8日)

[Reported by date@impress.co.jp]