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Red Hat Linux 5.2からの無償バージョンアップはなし

REDHAT LINUX 6.1日本語版は11月12日に発売

'99年11月12日 発売

標準価格:12,800円


 米redhat Softwareの日本法人レッドハット株式会社は、「RED HAT LINUX 6.1日本語版」を11月12日に発売する。価格は12,800円。英語版のOfficial Red Hat Linux 6.1(カーネル 2.2.12)をベースに開発されたもので、日本語を標準言語とするインターナショナルバージョンとなっている。

 パッケージはOSのバイナリとソースがCD2枚、商用パッケージが入ったコマーシャルCD1枚の3枚組で、ブートFD、マニュアル類が含まれる。サポートは30日間の無料電話サポート、90日間の無料メールサポートが含まれる 標準の日本語入力ソフトはCanna、コマーシャルCDに「ATOK SE」と「Wnn6 Ver3.0」が含まれる。他に日本語関連では日本ワープロ「dpNOTE」、ダイナラボ・ジャパンの5種類のTrueTypeフォントが付属する。

 なお、8月31日に日本法人による日本語版が発表された時点では、株式会社五橋研究所が発売していた「Red Hat Linux 5.2」からのバージョンアップは無償で行なうとされていたが、今回の発表ではこの件については触れられていない。PC Watchの取材に対してレッドハットでは、「当時はレーザ5(五橋研究所)で開発中のバージョン6.0日本語版をレッドハットにて買い取る可能性があった。その場合は5.2からのバージョンアップを考慮していた。しかし、その後レーザー5よりバージョン6.0がレーザー5ブランドで発売されたため、その時点でレッドハットが5.2からのバージョンアップの必然性がなくなった。レーザー5の製品はTurboやVineなど他社のディストリビューション・パッケージと同じ扱いになり、無償バージョンアップは行なわない」としている。

□米redhatのホームページ(英文)
(10月28日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.redhat.com/
□関連記事
【8月31日】米Red Hat、Red Hat Linux 6.0日本語版を発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990831/redhat.htm

('99年10月28日)

[Reported by date@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp