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　富士通株式会社は、個人市場向けデスクトップPC「FMV-DESKPOWER」を一新し、11月20日より順次発売する。'99年冬モデルとなる今回のラインナップはコンパクト、マイクロタワー、エントリーの3系統で9機種15モデルを擁する。価格はすべてオープンプライス。注目されるのはエントリーモデルで、店頭予想価格で10万円を切る機種も用意される。

●実売10万円を切る機種も登場：エントリーモデル

実売、10万円を切る ME2-405

　K6-2/400搭載の低価格シリーズで、オフィス系のソフトが付属しない機種は店頭で10万円を切る見込み、一太郎またはOffice 2000 Personal搭載モデルでも約13万円程度が見込まれる。

　チップセットはビデオ回路統合のSiS 530、64MBメモリ、10.2GB HDD、40倍速CD-ROMドライブなど。マイクロタワーモデルと共通の筐体で、フロントアクセスベイ×1とPCIバス×2の空きがあり、普及機種としては拡張性が高い。ディスプレイは15インチCRTが付属する。

●24/4/2倍速CD-RWドライブ搭載：マイクロタワーモデル

上位機種 M2-507

　K6-2/450およびK6-2/500を搭載するミニタワーモデル。ラインナップが整理され、17インチダイヤモンドトロンNF管のCRTモデル2機種のみとなった。店頭予想価格は、約18～22万円。

　新たにリード24倍速、ライト4倍速、リライト2倍速のCD-RWドライブを標準装備する。また、K6-2/500搭載の上位機種のみIEEE-1394端子を備える。ほかの仕様は、チップセットがALi M1541/1543C、ビデオチップはATI RAGE LT PRO（8MB）、64MBメモリ、13.6/17GB HDDなど。

●PCカードスロットを新装備：コンパクトモデル

最上位機種 C2-55L

　縦置きも可能な省スペース型の製品。新たに、PCカードスロット（Type2×1）と光デジタルオーディオ端子をフロントパネルに備える。店頭予想価格は約18～37万円。

　チップセットはIntel 810Eを採用、プロセッサはCeleron 466MHzとPentium III 500/550MHzが用意される。メモリは64/128MB、HDDは13.6/17GB。Celeron搭載機は24倍速スロットイン型CD-ROMドライブ、Pentium III機は8倍速DVD-ROMドライブを搭載する。

　ディスプレイは、15インチCRT、17インチダイヤモンドトロンNF管CRT、15インチTFT液晶ディスプレイが用意される。

□富士通のホームページ
http://www.fujitsu.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.fujitsu.co.jp/hypertext/news/1999/Oct/21-3.html
□製品情報
http://www.fmworld.ne.jp/product/hard/dp/index.html

('99年10月21日)

[Reported by furukawa@impress.co.jp]