標準価格:Super Colorio PM-800C 59,800円
Super Colorio PM-800DC 64,800円
Super Colorio PM-3300C 79,800円
Super Colorio PM-760C 39,800円
Super Colorio PM-760CB/T/S 各41,800円
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●インクジェットプリンタ新シリーズ
今回発表された新製品で中心となるのはインクジェットプリンタの新機種で、PM-770Cの上位機種となる「Super Colorio PM-800C」、メモリカードスロットを搭載した「Super Colorio PM-800DC」、A3ノビサイズ対応のPM-3000C後継機「Super Colorio PM-3300C」の3機種。PM-800Cは10月23日発売で59,800円。PM-800DCは12月1日発売で64,800円。PM-3300Cは10月23日発売で79,800円。また今回の新製品の発売に合わせ従来機種の価格改定も行なわれた。PM-770Cが59,800円から49,800円へ、PM-670Cが39,800円から29,800円へとそれぞれ変更された。
PM-800Cの新しいエンジンは、「高画質を高速プリント」する事を目指して設計された。
インクサイズが従来の6pl(ピコリットル)から4plへとさらに微細になったほか、可変ドットサイズコントロール「MSDT」を、3レベル×3モードで行なえるようになった。フォトカラーコントロールのガンマ値も変更されたほか、デジタルカメラの画像の特性を研究し、どのようなデータでも美しく印字できるように調整されている(従来機種では美しく印字するために、デジタルカメラのノイズも強調するようになっていたが、今回はノイズなどは補正されるという)。
また、新しいインクとプリンタと同時に発売される「PM写真用紙」によって画質、質感、保存性を向上。同社では「DPEサービスを凌ぎ、銀塩写真に迫る10年プリントを達成した」としている。このほかにも、インク残量を記憶する「Intellidgeインクカートリッジ」の採用、ロール紙をセットすることで連続して左右余白なしで印刷することが可能な「フォト・ランチャー」などの新機能が搭載されている。インターフェイスはパラレルとUSB。
PM-800DCは性能的にはPM-800Cとほぼ同等だがType2スロットを搭載しており、メモリーカードをセットするとPCのフォトソフトが自動的に起動し最小限の設定で印刷を行なえる。また、インターフェイスはUSB専用となっている。PM-3300Cも性能的にはPM-800Cと変わらないが、A3ノビサイズまで対応している。
このほかにも、PM-770Cと同等の画質で、800Cで使われている新技術も一部採用している「PM-760C」(39,800円)、および本体色にトランスルーセントカラーを採用したスペシャルカラーバージョンモデル「PM-760CB/T/S(ブルー/タンジェリン/シルバー)」(41,800円)も同時に発表された。発売は11月13日。
□PM-800C/800DC/3300Cのニュースリリース
http://www.epson.co.jp/epson/news/1999/991013_4.htm
□PM-800Cの製品情報
http://www.i-love-epson.co.jp/products/printer/inkjet/pm800c/pm800c2.htm
□PM-800DCの製品情報
http://www.i-love-epson.co.jp/products/printer/inkjet/pm800dc/pm800dc2.htm
□PM-3300Cの製品情報
http://www.i-love-epson.co.jp/products/printer/inkjet/pm3300c/pm3300c2.htm
□PM-760Cのニュースリリース
http://www.epson.co.jp/epson/news/1999/991013_3.htm
□PM-760Cの製品情報
http://www.i-love-epson.co.jp/products/printer/inkjet/pm760c/pm760c2.htm
●デジタルカメラ、スキャナにカラーバリエーション
5月に発売された214万画素のデジタルカメラCP-800の新モデル「CP-800S」を発表した。発売は10月28日で価格は79,800円。パソコン接続キットがオプションとなり、ボディカラーがシャンパンゴールドとなった。また、デジタルズームに関するファームウェアをバージョンアップさせたことで、被写体画像の輝度情報や色情報を解析し最適な画像を再現するという。また、限定モデルとしてスペシャルカラーバージョン「CP-800SB/P/V(ブルー、ピンク、バイオレット)」を11月中旬から81,800円で発売する。
また、カラースキャナGT-7600Uのカラーバリエーションモデルも台数限定で発売する。カバーカラーがブルー(GT-7600UB)とピンク(GT-7600UP)の製品で、11月中旬から46,800円で発売する。性能的には従来機種と変わりはない。
台数限定バージョンとなるPM-760Cのスペシャルカラーバージョンモデル。左からシルバー、タンジェリン、ブルーベリー | CP-800Sの本体カラーはシャンパンゴールドに変更され、それとは別に限定モデルとしてスペシャルカラーバージョンも発売される。上からバイオレット、ブルー、ピンク | スキャナまでスペシャルカラーバージョンで登場。GT-7600Uのスペシャルカラーバージョン、ピンクとブルーが用意された |
□CP-800Sのニュースリリース
http://www.epson.co.jp/epson/news/1999/991013.htm
□CP-800Sの製品情報
http://www.i-love-epson.co.jp/products/camera/index.htm
□GT-7600UB/Pのニュースリリース
http://www.epson.co.jp/epson/news/1999/991013_2.htm
□スペシャルカラーバージョンに関する製品情報
http://www.i-love-epson.co.jp/products/sp_color/index.htm
発表会では、セイコーエプソンの木村登志男専務取締役が挨拶に立ち「今回の製品で写真の世界が変わる」と発言。
また技術説明を行なった中村治夫氏は「エプソンのカラーインクジェットプリンタは、写真のデジタル化を推進するためのもので、今回の新製品でそのお手伝いができるものと確信している」としたうえでエプソンの目指すデジタルカメラの世界とインクジェットプリンタの市場の関係を説明した。
これによると、エプソンの考える写真のデジタル化は3ステップに分けられる。中村氏は「STEP1は写真高画質プリンタの普及であり、'98年のPM-770Cなどで達成できた。STEP2はデジタル写真市場の形成と拡大で、今回の新製品でこれまでの“写真高画質”から“写真”へ進化した。これからSTEP3としてデジタル写真の一般化と定着が行なわれるだろう」と、これからのデジタルカメラ市場の拡大と、その出力機器としてのインクジェットプリンタの発展にむけて、自信のほどを伺わせた。
エプソンの今後のプリンタの製品構成。赤で表示されているのが今回発表された新製品 | エプソンの販売計画表。当初計画では'99年度267万台を販売する計画だったが、今回の発表で上方修正され290万台強(見込み)とした | これまでコンシューマ製品のイメージキャラクタは歌手のSPEEDだったが、今回からタレントの優香と俳優の西村雅彦氏に変わることとなった |
□セイコーエプソンのホームページ
http://www.epson.co.jp/epson/index1.htm
□エプソン販売のホームページ
http://www.i-love-epson.co.jp/
('99年10月13日)
[Reported by funatsu@impress.co.jp]