カノープス株式会社が、12日に発売予告を出したNVIDIA GeForce 256搭載のビデオカード「SPECTRA 7400」の情報が、流通関係に公開されはじめ、概要が明らかとなった。

　予約販売を始めているショップなどの情報によれば、SPECTRA 7400はGeForce 256を、メモリは200MHz対応のSDRAMを166MHzで動作させ32MB搭載する。
　SPECTRA 5400シリーズで採用された高画質化技術SSHとDFSも継承される。オプションユニットのSSH TypeB、BB75ケーブルは、そのまま使用できる。また、SSH TypeD-TV、Video Port 600も対応予定。

　もっとも注目されるのは電源で、マザーボードからではなく、PCの電源ユニットから直接供給される。具体的なコネクタ形状などは不明だが、これにより電源周りが脆弱なマザーボードでも安定動作が可能としている。すでに発表されている他社のGeForce 256搭載カードでも例がない。すでに製品を出荷済みのクリエイティブメディアでも、現時点では電源周りのトラブルは発生していないという。贅沢な設計ではあるものの、必要性については、やや疑問の余地もある。

　ドライバやユーティリティを除いた添付ソフトウェアは、ソフトウェアDVDプレーヤーの「WinDVD R5」が予定されている。

　価格はオープンプライスとされており、予約を開始しているショップもまだ未定としている。「SPECTRA 5400」シリーズの最上位モデルPremium Editionの標準価格が49,800円であり、これと同等と思われる。また、発売時期は11月上旬～中旬としているが、台湾の大地震の影響で遅れる可能性もあるとされている。

□カノープスのホームページ
http://www.canopus.co.jp/index_j.htm
□予約販売を開始しているショップ「プローバ」のホームページ
http://www.venus.dti.ne.jp/~prova/

('99年10月13日)

[Reported by date@impress.co.jp]