'99年10月1日発表
株式会社矢野経済研究所は国内パソコンメーカー20社及び、関係各社の面接により調査したパソコンの出荷状況を発表した。
メーカー別のシェアは、'98年度もNECがシェア自体は28.9%から25.3%と大きく下げたもののトップを維持した。2位の富士通も21.7%から20.8%とシェアを下げているが、NECと比べると下げ幅は小さい。そのため、NECと富士通の差は縮まっており、'99年度にはNECが22.8%、富士通が20.1%とさらに接近すると予測している。
3位は前年度と同じIBMで、4位は前年度5位のアップルだった。アップルのシェアは6.8%で前年度と変わらなかったが、東芝が7.0%から6.4%に下げたため、返り咲いた格好となった。また、「その他」が18.0%から23.7%に大幅に上昇しているのが注目される。この結果には「その他」の項目に含まれるソニーや、デルやゲートウェイなどの直販メーカー、ソーテックなどの躍進が寄与している。
販売ルートは量販店/専門店と通信販売ルートが引き続き成長する一方で、直販、ディーラールートの構成比は減少。特に通販ルートは'99年度には6.2%に達すると見込んでいる。
□矢野経済研究所のホームページ
http://www.yano.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.yano.co.jp/press/980708/991001.htm
('99年10月4日)
[Reported by furukawa@impress.co.jp]