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松下、λデザインの液晶一体型パソコン「WiLL PC」

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'99年11月1日 発売

標準価格:オープン価格

連絡先:テクニカルサポートセンター
     Tel.0120-87-3029


 松下電器産業株式会社は、アサヒビールやトヨタ自動車などとの合同プロジェクト「WiLL」の同社製品第一弾として、液晶ディスプレイ一体型PC「WiLL PC」を発表した。発売は11月1日、価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は30万円弱。

 「WiLL PC」はCPUにCeleron 400MHz、6.4GBのHDDにメモリ64MB、6倍速DVD-ROMを搭載。本体色にシルバーを採用した個性的なデザインとなっている。
 液晶は15インチTFT。インターフェイスはUSB×4、IEEE-1394×2のほか光デジタル音声出力も搭載。この光出力はDVDビデオなどの5.1ch出力にも対応する。なお、付属のキーボード、マウスともUSBなので、USBの空きは2個となる。OSはWindows 98 Second Edition。


田村専務取締役 久保田部長
 発表会では、最初に、田村専務取締役がWiLLのコンセプトを解説した。「WiLLプロジェクトは、松下電器、アサヒビール、花王、近畿日本ツーリスト、トヨタ自動車の5社によるマーケティングプロジェクトで、20代後半から30代後半のいわゆる“ニュージェネレーション”と呼ばれる層をターゲットにしている」と語り、基本コンセプトは、「遊び心と本物感」だと説明した。
 なお、「WiLLシリーズ」の第2弾としてNationalブランドの冷蔵庫を予定しているという。

 次にパーソナルコンピュータ事業部の久保田部長による製品の説明が行なわれた。
 「個性的なボディデザインは、ターゲット層を対象に行なったグループインタビューで、オフィスを意識させるPCは使いたくないという意見が多く、なおかつ実用に耐え、省スペースなデザインを、との理由で作られた」、と語り、「横から見たイメージで“λ(ラムダ)フォルム”と名づけた」とそのデザインイメージを解説した。
 また、キーボードのチルトアップ機能などに「WiLL」ならではの遊び心を感じてもらいたい、と述べ、DVDが標準搭載であることや、インターネット接続の容易さを強調し、オフィスとは違った用途で使ってほしいとした。
 なお、説明の最後に「この製品の性格上、CPUやHDDの基本スペックは敢えて言わない」と語り、説明を締めくくった。

本体側面、λに見えなくもない? 本体背面、電源はちょうど後端に 本体正面
インターフェイスはUSB×4、IEEE-1394×2、光出力端子×1、Type2のPCカードスロット×1 チルトアップボタン、押すと青いバーの部分が反転しチルトする チルト後

光出力端子も搭載 他社の「WiLL」ブランド製品
右 花王「WiLL クリアミスト」
左 アサヒビール「WiLL スムースビア」
【主な仕様】
・CPU:Celeron 400MHz
・チップセット:440ZX
・メモリ:64MB(最大192MB)
・ビデオ:ATI RAGE LT PRO (4MB)
・HDD:6.4GB
・液晶:15インチTFT(1,024×768ドット)
・インターフェイス:IEEE-1394×2(S400/4pin)、USB×4、モデムコネクタ
・本体サイズ:389×275×388(幅×奥行き×高さ)mm
・重量:8.6kg

□松下電器産業のホームページ
http://www.panasonic.co.jp/
□WiLLホームページ
http://www.willshop.com/index.html
□ニュースリリース
http://www.willshop.com/press.html
□製品情報
http://www.panasonic.co.jp/will/pc/profile/index.html

('99年9月27日)

[Reported by usuda@impress.co.jp]


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