Click


米Microsoft、Visioを約13億ドルの株式交換で買収

'99年9月15日 発表(現地時間)



 米Microsoftは、ビジネスグラフィックソフトメーカーの米Visioを約13億ドルの株式交換で買収することを発表した。買収はVisio株1株当たり0.45株のMicrosoft株との株式交換によって行なわれる。Visioは、Microsoftのビジネスプロダクトグループの1部門となるが、独立した1部門として運営され、買収後すぐに運営体制が変更されることはない。

 Microsoftの上級副社長で、ビジネスプロダクトグループの責任者のBob Muglia氏は、「Visioはユニークな作図ソフトを顧客に提供してきたが、そのVisioが加わることはMicrosoftのビジネスプロダクトにとって大きな付加価値となる、MicrosoftとVisioが組むことにより、作図ソフトをより多くの人々に提供できる」と語り、VisioのCEO、Jeremy Jaech氏も「Microsoftの1部門となることで、世界中の、より多くの顧客の要求を満たすソフトウェアの開発、流通を計画している」と語った。
 なお、Jaech氏は、Visio部門の責任者となり、Muglia氏に報告義務を負うほか、Microsoftの副社長となる。

 なおビジオジャパンでは、「まだ合意の段階で、正式に買収が決まったわけではないが、MicrosoftのOffice製品と連携を取りつつよりよいサービスを提供できる。今回の買収はポジティブに受け止めている」としている。

□米Microsoftのホームページ(英文)
http://www.microsoft.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.microsoft.com/presspass/press/1999/Sept99/MSVisioPR.htm
□米Visioのホームページ(英文)
http://www.visio.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.visio.com/press/content/091599b.htm

('99年9月16日)

[Reported by usuda@impress.co.jp]


【PC Watchホームページ】


ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp