WORLD PC EXPO 99最終日の11日は来場者が9万5千人、幕張メッセの駐車場が満車になるほどの盛況をみせた。この日は今年6月にパーム・コンピューティング社長に就任したアラン・ケスラー氏の基調講演、同氏の記者会見、ユーザーイベントPUXPO'99と、Palm OS関連のイベントが続き、Palm OSプラットフォームの盛り上がりが感じられた。
■ アラン・ケスラー氏基調講演
3Comのパーム・コンピューティング社長アラン・ケスラー氏の基調講演は11時から約2時間にわたって行なわれた。話題の中心は3Comのパートナーシップ戦略で、日本IBM、オラクルなどのパートナー企業が壇上に上がり、おもにエンタープライズ市場戦略などについて語った。このほか、HandSpringのロブ・ハイタニ氏も壇上に招かれ、「近くPalm OS機を発表する」と宣言、会場の拍手を浴びた。同製品の日本での発売は来年になるという。なお、米国のWebzineなどでは、HandSpringのPalm OS機「Visor」は14日に正式発表されると報道している。
基調講演でケスラー氏は、オープンなPalm OSプラットフォームでのソフト・ハードベンダーの多さ、とりわけSun Microsystemsがハンドヘルド用Javaのプラットフォームとして採用したことで、世界で150万人いるJava開発者がこれに加わったことを強調した。
■ アラン・ケスラー氏記者会見
基調講演のあと行なわれた記者会見は、記者の質問に答える形で行なわれた。
Dragon Ball以外のCPUへ対応する方針は。その場合の互換性は。
現在もARMを採用した携帯電話にライセンスしているし、ほかにもMcore(モトローラ)、StrongARMなどにも対応する。互換性は非常に重要であると認識しており、もちろん互換性は保たれる。互換性のチェックをパスしなければ、Palm OSとしてリリースすることはない。また、現在上位言語のようなものも作っているところだ。
安いライセンス料で数を売るから、Palm OS機は固定費をペイすることが可能だ。Windows CEなどはたくさんのメーカーにライセンスしているが、市場がさほど大きくないのに多くのメーカーが参入しているため、儲かっているところはほとんどないのではないか。
Palm OSでは、製品が支持されているので、結果として儲かっている、ということだ。
PalmNetの日本での展開
通信インフラが国によって違いがあるため、米国でのやり方をそのまま持ってきてうまくいくとは思っていない。この部分については、日本ローカルで戦略を立て、日本ローカルでの成功を目指している。他の国についても同様のことが言えるが、その国でもっともよいソリューションを考えていきたい。
Mac用Palm Desktop日本語版の予定は
これは重要なプロジェクトとしてすでに挙がっており、スタッフ全員がその必要性を認識している。
■ PUXPO'99
Palm/WorkPadユーザーイベントのPUXPO'99は国際会議場の1室で行なわれた。あまり広くない室内はPalm OSユーザーで満杯。1次会では、ステージでのWorkPad用シート状キーボードThumbTypeの紹介や新作ソフトの紹介などのほか、シールやスタイラスペンの配布、ソフトやTシャツの販売なども行なわれた。HandSpringのロブ・ハイタニ氏や3Comパーム・コンピューティング日本担当マネジャーのクレイグ・ウィル氏の顔も見られた。1次会終了後は、会費制のパーティも開催された。
Palm/WorkPadユーザーで満杯の会場 | HandSpringのロブ・ハイタニ氏(左)とJ-OS開発者の山田氏 | 期待の新作ソフト「Tap Step Music」のTシャツ。ソフトは9月末リリース予定 |
□WORLD PC EXPO 99のホームページ
http://wpc99.nikkeibp.co.jp/
□PUXPO'99のホームページ
http://www.nifty.ne.jp/forum/fpda/fpalm/puxpo/
('99年9月13日)
[Reported by hiroe@impress.co.jp]