●ボイスレコーディング機能搭載のPalmにそっくりなPDA
DigiPad |
Billionton Systemsのブースでは、Penbex Data Systemsが開発中のPDA「DigiPad」が展示されている。ちなみに、このPDAは今年6月に開催されたCOMPUTEX TAIPEIにも出品されていた。
スケジュール帳やアドレス帳のような通常のPDAとしての機能に加え、ボイスレコーティング機能が搭載されているのが特徴。8MBのメモリを搭載しており、最大25分の録音が可能だという。OSは独自に開発したPenBex OSを搭載。見た目はPalm(WorkPad)にそっくりで、大きさが107×65×17mm(高さ×幅×厚さ)、重さが約108g(電池含む)。入力もGraffitiかソフトウェアキーボードを用いて行なう。
展示されているのは英語版で、現在、日本語化の作業が進められている段階とのこと。日本語版は11月末から12月初旬に3万円前後で発売される見込みで、開発が進められている日本語の手書き文字認識機能が、この時点で搭載される可能性もあるという。また、専用の56kbpsモデムも同時に50ドル前後で発売される予定。
なお、最初の製品は単4の乾電池2本で稼動するが、リチウムイオンバッテリを採用した薄型バージョンも少し遅れて発売される見込み。さらに、その次のバージョンでは、Bluetoothが組み込まれる予定だという。ブースにいたPenbexのスタッフによれば、記録メディアとして何を使うかは分からないが、メモリスロットを設けて、MP3プレーヤーとして使うこともできるようにしたり、GPS機能やPHS通信機能を搭載したり、様々な形で同製品を拡張することも考えているという。
Billionton Systemsのブース | モデム装着予想図 |
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●高木産業:パームサイズCEマシンを展示
カラー版 | グレースケール版 |
高木産業は、Windows CE日本語版2.11搭載のパームサイズCEマシンを展示している。256色表示可能なカラー版「PT-CO1」と、4階調のグレースケール版「PT-MO1」の2タイプが用意されており、カラー版は9月末から10月初旬に発売されることが決まっている。価格は、カラー版が4万円台、グレースケール版が3万円台になる見込み。
大きさはカラー版が137.5×87.4×21.8mm(高さ×幅×厚さ)、グレースケール版が122×80×16mm(高さ×幅×厚さ)、重さはそれぞれ264gと155g。カラー版はリチウムイオンバッテリを使うのに対し、グレースケール版は単4電池2本で稼動する。
□WORLD PC EXPO 99のホームページ('99年9月9日)
[Reported by yuno@impress.co.jp]