デモを行なう古川享マイクロソフト会長 |
推定小売価格:
Encarta 総合大百科 2000 28,800円
Encarta 総合大百科 2000 DVD-ROM版 28,800円
Encarta 百科事典 2000 15,800円
Encarta 百科地球儀 2000 15,800円
連絡先:カスタマー インフォメーションセンター
Tel.東京 03-5454-2300、大阪 06-6245-6995
7日に開幕したWORLD PC EXPO 99会場ですでに参考出品として展示されていた |
Encarta 総合大百科 2000は、百科事典ソフト「Encarta 百科事典 2000」と地理ソフト「Encarta 百科地球儀 2000」、マルチメディア統合辞典(国語、英和、和英)「Bookshelf 2.0 総合大百科版」の3つを統合したもの。「Encarta 百科事典 2000」と「Encarta 百科地球儀 2000」はそれぞれ単品でも10月29日から推定小売価格15,800円で発売される。
Encarta 百科事典 2000では、言語処理技術を使い検索エンジンを強化したほか、同辞典に収められてない項目をWebから検索する事ができる(MSNサーチと連動しており、項目を改めて入力することなくシームレスに検索できる)。このほか検索周りのユーザーインターフェイスを一新したほか、項目数の強化、「現代用語の基礎知識 1999」から約2,500項目の追加など各種強化が図られている。
Encarta 百科地球儀 2000は、新たに“くらしと文化”の項目を設け、世界各国に住む民族の風習など多数にわたるコンテンツが強化された。また、ユーザーが訪れた場所などを地図上にフラグを立てることで記録することができる“マップピン機能”が追加された。ただフラグを立てるだけでなくURLなどのメモも記録することができる。
百科事典に収録されているBookshelf 2.0は基本的には'98年に発売されたものと変わりないが、百科事典と連動して使用することを考慮し、機能を一部改良しているという。
Encarta 総合大百科 2000は3種類のソフトをワンパッケージに統合しているため、CD-ROM7枚組という巨大なパッケージとなる。このため、DVD-ROM1枚にすべてを収録した「DVD-ROM版」も11月5日から28,800円で発売される。CD-ROM版では百科事典と百科地球儀の間のコンテンツ連携機能はないが、DVD-ROM版では連携しており、百科事典で出てきた地名を百科地球儀でより深く調べることも可能となっている。
マイクロソフトは7日から開催中のWORLD PC EXPO 99の会場近くのホテルで発表会を開き、同ソフトの編集長を務める小林祥一郎氏の挨拶や、古川享マイクロソフト会長自らのデモを行なった。古川氏は「マイクロソフトを創立して10年間。数多くのソフトを開発してきたが、何を残してきたのかと問われたとき、自分で言うのははずかしいが、マイクロソフトの社会的な貢献、文化遺産として残せるのがこのコンテンツだと思う」と自信のほどを語った。
「Encarta 百科事典 2000」の画面。主要項目にはトップページが用意されている | 同じく百科事典の画面。画像データ、ムービー、音声など数多くのデータがリンクしている | 「Encarta 百科地球儀 2000」の画面写真。ユーザーの任意の場所に“フラグ”を立てることができる。フラグは多くの種類が用意されている |
□マイクロソフトのホームページ
http://www.microsoft.com/japan/ms.htm
□ニュースリリース
http://www.microsoft.com/japan/presspass/releases/0908enca.htm
□製品情報
http://www.microsoft.com/japan/reference/2kannounce/default.htm
('99年9月8日)
[Reported by funatsu@impress.co.jp]