左が「DeskJet 970Cxi」、右が「DeskJet 815C」 |
標準価格:DeskJet 970Cxi 57,800円
DeskJet 815C 34,800円
連絡先:カストマ・ケア・センタ
Tel.03-3335-8333
発表会で壇上に立った甲谷勝人代表取締役会長 |
970CxiはDeskJetシリーズの最上位機種にあたり、デザインも一新された。従来製品から各種機能アップが図られているが、メーカーによれば「日本のユーザーは専用紙による写真品質へのこだわりがあるため、写真画質印刷の向上を目指した」といい、「他社製品のレベルをクリアし、一歩抜きんでている」としている。
解像度は、フォト用紙使用時で2,400×1,200dpiを実現。従来製品では1ドットあたり最大16回のインクドロップだったが、最高29回まで向上させた。このほかにもカラーマップの見直しや、5pl(ピコリットル)超微粒子インクを使った新開発インクカートリッジが採用されている。
970Cxiには「自動両面印刷モジュール」が付属しており、これを本体に取り付けることで両面印刷が可能となる。一度印刷を行なった後、自動両面印刷モジュールにより用紙を取り込み裏返しにし、裏面の印刷を行なう。
インク残量に関するいくつかの機能が新たに搭載されている。カバーを取り外すとインクカートリッジがスライドして現われるが、インク残量により移動距離が違い、ひとめでインク残量を確認する事ができる。また、DeskJet Toolboxからインク残量を調べることはもちろん、印刷を実行した段階でドライバがプリンタにインクの量を確認。印刷枚数に対してインク残量が足らない場合、ワーニングメッセージを表示する。
このほか、本体にプリントキャンセルボタンが付け加えられた。印刷中にこのボタンを押すと即座にプリントを終了。さらにPC側のスプールデータも自動的に削除してくれる。
都内で行なわれた発表会では、同社代表取締役会長の甲谷勝人氏が挨拶にたち、「従来機種でご指摘いただいた点はすべてクリアした。これで、(プリンタシェア上位の)トップグループに対して追撃の態勢が完成した」と新製品にかける自信のほどを語った。
付属の自動両面印刷モジュール。このモジュールをセットすることで両面印刷が可能となる | 3つならんだボタンの1番左側にある“×”のマークがついたボタンがプリントキャンセルボタン | インクカートリッジが左にスライドしその位置でインクの残量を知らせてくれる。左にあるほどインクが少なくなっている |
□日本ヒューレット・パッカードのホームページ
http://www.jpn.hp.com/
□ニュースリリース
http://www.jpn.hp.com/Corp/pressreleases/FY1999/hc12dj970cxi.html
('99年9月2日)
[Reported by funatsu@impress.co.jp]